ハイマン・デュラート
オランダの画家 (1636-1684)
ハイマン・デュラート(Heyman Dullaert、姓は Dullaartとも、1636年2月6日 - 1684年5月6日)は、オランダの画家、詩人である。画家のレンブラント・ファン・レインの弟子であったが、画家よりも詩人としてのほうが有名であったとされている。
ハイマン・デュラート Heyman Dullaert | |
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フィリップス・コーニンクによる肖像画 | |
生誕 |
1636年2月6日 オランダ、ロッテルダム |
死没 |
1684年5月6日 (48歳没) ロッテルダム |
略歴
編集ロッテルダムで生まれた[1]。1653年から1656年の間、レンブラント(1606-1669)の弟子であった[1]。画家としては肖像画や風俗画、「トロンプ・ルイユ」と呼ばれる現実と錯覚させることを意図した静物画を描いた。作品はオランダのエーデのクレラー・ミュラー美術館などに収蔵されている。
18世紀初めに画家の伝記を出版したアルノルト・ホウブラーケンによれば、画家としてより詩人として有名であるとされ[2].「Aan myne uitbrandende kaerse」や 「Een korenwanner aan de winden」といった恋愛を扱ったソネットの作者として知られ、これらの詩は詩人ヘーリット・コムレイ(Gerrit Komrij: 1944-2012)が編集した「17世紀と18世紀のオランダの詩(De Nederlandse poëzie van de 17e en 18e eeuw) 」に収録された[3]。
ロッテルダムで没した。
作品
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Maria Fagelとされる女性の肖像画
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読書する老女
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尿検査する人物
脚注
編集- ^ a b « Fiche de Heiman Dullaart » sur Rkd.nl (consulté le 10 août 2016).
- ^ Arnold Houbraken, « Heiman Dullaart », dans Le Grand Théâtre des peintres néerlandais, 1718 .
- ^ Gerrit Komrij, De Nederlandse poëzie van de 17e en 18e eeuw, Prometheus, Uitgeverij, 1994 (ISBN 9789035103597).
参考文献
編集- Thieme-Becker, vol. 10 (1914), p. 109-110