フィリッポ・アグリコーラ
フィリッポ・アグリコーラ(Filippo Agricola、1795年4月12日 - 1857年12月2日)は、イタリアの画家である。肖像画や教会の装飾画を描いた。
フィリッポ・アグリコーラ Filippo Agricola | |
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オラース・ヴェルネによる肖像画 | |
生誕 |
1795年4月12日 ローマ |
死没 |
1857年12月2日 (62歳没) ローマ |
略歴
編集ローマで生まれた。父親のルイージ・アグリコーラ(Luigi Agricola)も画家であり、父親から美術を学んだ。アグリコーラの修行時代のローマはフランス第一帝政の支配下で「National Academy of San Luca」と名前を変えていたローマのアカデミア・ディ・サン・ルカでガスパーレ・ランディ(Gaspare Landi: 1756-1830)やヴィンチェンツォ・カムッチーニ(Vincenzo Camuccini: 1771-1844)に学んだ。
1812年に、政府の絵画コンクールで優勝し、奨学金を与えられた。主にローマで活動し、上流階級の家族の肖像画を描いた。肖像画の代表作には劇作家、ヴィンチェンツォ・モンティ(Vincenzo Monti)の娘、コンスタンス・モンティ・ペルティカリ(Constance Monti Perticari)の肖像画などがある。ヴィンチェンツォ・モンティはアグリコーラを「当代のラファエロ」と讃えていた。サントノフリオ教会(Chiesa di Sant'Onofrio)やサン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂などのローマの教会の装飾画も描いた。
アカデミア・ディ・サン・ルカで絵画を教え、1843年には会長にも選ばれた。バチカンのモザイク工房の所長も務めた。
ローマで亡くなった。フィリッポ・アグリコーラに学んだ画家にはジョヴァンニ・コスタ(1826-1903)らがいる。
作品
編集-
コンスタンス・モンティ・ペルティカリの肖像 (1821)
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第7代ディロン子爵夫人
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教会の装飾画
参考文献
編集- Agricola, Filippo, in «Dizionario biografico degli Italiani», I, Roma, Istituto dell'Enciclopedia italiana, 1960
- M. Missirini, Storia della romana Accademia di San Luca, Roma, 1823.
- A. Cappi, Di un dipinto di Filippo Agricola, Pesaro, 1828.
- G. Servi, Ritratto della principessa Caterina Guglielmina duchessa di Sagan dipinto dal cav. Filippo Agricola, Roma, 1835.
- F. Mercuri, Intorno ai dipinti in tela del sig. cav. E. A. rappresentanti l'Assunzione di Nostra Donna, Roma, 1837.