寺田宜弘
日本のバレエダンサー、振付師 (1976-)
寺田 宜弘(てらだ のぶひろ、1976年4月22日 - )は、ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)芸術監督。日本の京都府出身[1]。キエフ・バレエでバレエダンサーとして活躍後、キーウ国立バレエ学校の芸術監督に就任して約10年務めた後に、ウクライナ国立バレエ芸術副監督を経て現職。
てらだ のぶひろ 寺田 宜弘 | |
---|---|
生誕 |
1976年4月22日(48歳) 日本 京都府 京都市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | ウクライナ・アカデミー大学芸術学部教育学科 |
職業 | バレエダンサー、芸術監督、演出・振付家 |
受賞 | 2002年聖スタ二スラフ勲章受章(ロシア正教会、ウクライナ国民芸術家) |
栄誉 |
2003年ウクライナ功労芸術家(ウクライナ大統領より) 2016年ウクライナ人民芸術家(ウクライナ大統領より) |
公式サイト | https://www.koransha.com/ballet/ukraine_ballet/ |
父は京都にある寺田バレエ・アートスクールの校長だった寺田博保、母は現同校校長の高尾美智子。
略歴
編集1987年、11歳のとき[2]、単身でキーウ国立バレエ学校に留学。卒業後キエフ・バレエに入団してソリストとして活躍。1995年セルジュ・リファール国際コンクール入賞。1999年ウクライナ・アカデミー大学芸術学部教育学科を卒業。2003年ウクライナ功労芸術家授与。
2007年京都バレエシアター芸術監督に就任。2012年にキエフ国立バレエ学校芸術監督に就任して約10年務める。2013年京都観光大使に任命。2015年青少年芸術プログラムの責任者として、キーウグランプリ国際フェスティバルコンクールを設立。2016年にウクライナ政府よりウクライナ人民芸術家の称号を与えられる。2020年ウクライナ国立文化芸術アカデミー教授に就任。2021年ウクライナ国立歌劇場のバレエ副芸術監督(ウクライナ国立バレエ=旧キエフ・バレエ)に就任。
クリエイブ・ディレクターを経て、2022年12月にウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)の芸術監督に任命されて就任[3][4]。
メディア出演
編集- テレビ
2023年、第74回NHK紅白歌合戦ゲスト審査員
- 雑誌
2023年、ニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」に選出[5]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 水沼 啓子 (2023/1/11 10:00). “「芸術の力は戦争よりも強い」 ウクライナ国立バレエ団芸術監督、寺田宜弘さんに聞く”. 産経新聞
- ^ 桑原聡 (2022年12月24日11:00). “家近くにロケット弾 それでもぶれない日本人バレエ芸術監督の豪胆さ”. 産経新聞
- ^ 弓長理佳「「ウクライナ国立バレエ」芸術監督に寺田宜弘さん 日本人初」『朝日新聞』2022年12月12日 19時30分。
- ^ “「キエフ・バレエ団」芸術監督、京都市出身の寺田宜弘さん…日本人初「前に進むしかない」”. 読売新聞オンライン. (2022年12月11日05:00)
- ^ “「戦争に芸術をつぶさせるわけにはいかない」ウクライナ国立バレエを率いる日本人、寺田宜弘の「戦いの舞台」”. Newsweek日本版 (2023年8月18日). 2023年12月20日閲覧。