エヴェラルド・デ・ヘスス・ペレイラ

ブラジルのサッカー選手

エヴェラルド・デ・ヘスス・ペレイラ(Everaldo de Jesus[注 1] Pereira, 1980年2月19日 - )は、ブラジル出身のプロサッカー選手ポジションフォワード(FW)

カボレ
ウム・サラルSC在籍時 (2011年)
名前
本名 エヴェラルド・デ・ヘスス・ペレイラ
Everaldo de Jesus Pereira
愛称 カボレ(フクロウ)[1]
ラテン文字 CABORÉ
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
生年月日 (1980-02-19) 1980年2月19日(44歳)
出身地 サルヴァドール[2]
身長 186cm[3]
体重 78kg[3]
選手情報
ポジション FW[3]
利き足 右足[4]
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2003 イピタンガ
2004 ヴィトーリア
2005 ボンスセッソ
2006 イトゥアーノ
2007 慶南FC 26 (18)
2008-2009 FC東京 55 (16)
2009-2011 アル・アラビ 56 (31)
2011-2014 ウム・サラル 54 (24)
2014-2015 ブラガンチーノ 7 (01)
1. 国内リーグ戦に限る。2014.12.27現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

KリーグJリーグ時代の登録名はカボレハングル: 까보레)[6][7]

来歴 編集

プロデビューは24歳の時という遅咲きの選手[1]

2007年韓国Kリーグ慶南FCポポ2トップを組み、抜群のスピードと柔らかなテクニックを発揮して[1]18ゴール8アシストを記録[2][8][9]デニウソン (enデヤンステボらを抑えて同年のリーグ得点王に輝いた

2008年、複数クラブが獲得を図る中[10] 慶南側は当初オファー拒否の姿勢を示していたが[8]、同年2月にJリーグFC東京への完全移籍が決定[9][5]。Jリーグ第2節の新潟戦で移籍後初得点を挙げた。1トップセンターフォワードを務めていたが、シーズン終盤にはカボレの突破力を活かすべく3トップ左ウイングに配され[11][4]FWの軸として奮戦。慢性的な右膝痛と股関節痛を抱えながらも出場を志願し[12]、チーム唯一の公式戦全試合出場を記録した[13]

2009年9月11日、予てよりオファーのあったカタールアル・アラビへの完全移籍が決定し[14]、同月5日のナビスコカップ準決勝勝利及び決勝進出を置き土産に退団[14]。その後FC東京はこの大会で優勝を果たし、表彰式で優勝カップを受け取る際に羽生直剛がカボレのユニフォームを着用してカップを受け取ることでカボレへの感謝を示した[15]。当時のサッカー雑誌のインタビューで、カボレは将来スペインリーグでプレーすることを目標だと語っていた[16]。アル・アラビではゴールを量産し、2009/10シーズンのリーグ得点王になった(ユニス・マフムードと共に受賞)。2010年9月には自身の決勝点でシェイク・ジャシムカップを制覇[17]

2015年6月、セレッソ大阪の練習に参加[18][19]。同月をもって退団するフォルランカカウに代わるFWとして[20] 加入間近であったが、マグノ・クルスエジミウソンの加入に伴い見送られた[21]

所属クラブ 編集

個人成績 編集

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2003 イピタンガ
2004 ヴィトーリア
2005 (pt ボンスセッソ RJ州
2006 イトゥアーノ
韓国 リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2007 (en 慶南 9 Kリーグ 26 18
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2008 FC東京 9 J1 34 11 8 2 4 0 46 13
2009 21 5 9 5 - 30 10
カタール リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
2009-10 (en アル・アラビ 8 QSL 21[22]
2010-11 (en 10[23]
2011-12 (en ウム・サラル 9 21 10[24]
2012-13 (en 12 8[25]
2013-14 (en 21 6[26] 4 4
ブラジル リーグ戦 ブラジル杯オープン杯 期間通算
2014 (en ブラガンチーノ セリエB 7 1 7 1
通算 ブラジル セリエB 7 1 7 1
韓国 Kリーグ 26 18
日本 J1 55 16 17 7 4 0 76 23
カタール QSL 55
総通算

個人タイトル 編集

脚注 編集

注釈
  1. ^ Jesusヘススと表記されるのは、FC東京入団時のプレスリリース[5]によるもの。ただしこれはスペイン語読みであり、カボレの母国語であるブラジルポルトガル語では、ジェズスが本来の読みとなる。
出典
  1. ^ a b c 『FC東京ファンブック2008』毎日新聞社、2008年、44頁。 
  2. ^ a b F東京獲る! Kリーグ得点王…ブラジル人FWカボレ - ウェイバックマシン(2008年3月2日アーカイブ分) スポーツ報知 (2007年11月6日)
  3. ^ a b c d e 登録選手一覧表 Jリーグ 2008.12.12
  4. ^ a b 選手名鑑 - ウェイバックマシン(2009年7月17日アーカイブ分) スポーツニッポン
  5. ^ a b カボレ選手 移籍加入決定のお知らせ - ウェイバックマシン(2008年2月29日アーカイブ分) FC東京 (2008年2月20日)
  6. ^ 까보레”. K League. 2023年11月6日閲覧。
  7. ^ カボレ”. J.League. 2023年11月6日閲覧。
  8. ^ a b 東京に28歳韓国得点王 ブラジル人FWカボレ - ウェイバックマシン(2008年2月28日アーカイブ分) 東京中日スポーツ (2008年2月20日)
  9. ^ a b Cabore signs for FC Tokyo(英語)国際サッカー連盟 2008.02.20
  10. ^ F東京がKリーグ得点王獲得決定 - ウェイバックマシン(2008年1月20日アーカイブ分) スポーツ報知 (2008年1月19日)
  11. ^ 馬場康平『石川直宏 まっすぐに平常心』出版芸術社、2010年、1999頁。 
  12. ^ 万全開幕へ カボレ“オレ流”調整 東京中日スポーツ (2009.01.15)
  13. ^ 選手出場記録 Jリーグ (2008年12月6日)
  14. ^ a b カボレ選手 アルアラビ(カタール)へ完全移籍決定のお知らせ - ウェイバックマシン(2009年9月14日アーカイブ分) FC東京 (2009年9月11日)
  15. ^ 【ヤマザキナビスコカップ:決勝 F東京 vs 川崎F】試合終了後の羽生 直剛選手(F東京)コメント J's GOAL (2009年11月3日)
  16. ^ 週刊サッカーダイジェスト 2009年11月17日号インタビュー[要ページ番号]
  17. ^ シャムスカのアルアラビ、カボレの決勝弾でカップ戦制覇 ゲキサカ (2010年9月10日)
  18. ^ C大阪 新助っ人候補FWカボレが練習参加 過去にJでもプレー スポーツニッポン (2015年6月17日)
  19. ^ a b 元FC東京のカボレが練習参加 blogola (2015年6月16日)
  20. ^ C大阪、フォルラン代役に元東京のカボレ 日刊スポーツ (2015年6月27日)
  21. ^ 【C大阪】元浦和のFWエジミウソンら2人を獲得 - ウェイバックマシン(2015年7月30日アーカイブ分)スポーツ報知 (2015年7月29日)
  22. ^ Qatar Stars League 2009/2010(英語)
  23. ^ Qatar Stars League 2010/2011(英語)
  24. ^ Qatar Stars League 2011/2012(英語)
  25. ^ Qatar Stars League 2012/2013(英語)
  26. ^ Qatar Stars League 2013/2014(英語)
  27. ^ Qatar Stars League 2009/2010(英語)

関連項目 編集

外部リンク 編集