シルバー精工株式会社(シルバーせいこう、: Silver Seiko Ltd.)は、かつて存在した東京都新宿区に本社を置いていた家庭用機器、事務機器のメーカーである。

シルバー精工株式会社
Silver Seiko Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6453
1964年3月17日 - 2011年1月29日
本社所在地 日本の旗 日本
103-0016
東京都中央区日本橋小網町18番11号[1]
本店所在地 161-8501
東京都新宿区上落合二丁目28番7号
落合高山ビル[1]
設立 1939年昭和14年)12月1日(注)
(株式会社大川諸機械製作所)
業種 機械
事業内容 事務機器事業
環境機器事業
家庭機器事業
部品加工事業
代表者 破産管財人 大川康平[1][2]
資本金 175億0511万2千円
(2010年3月31日現在)
発行済株式総数 5億3664万6036株
(2010年3月31日現在)
売上高 連結:34億4763万8千円
単独:19億5736万4千円
(2010年3月期)
営業利益 連結:△14億8,391万5千円
単独:△11億7407万9千円
(2010年3月期)
純利益 連結:△19億7708万0千円
単独:△20億9763万0千円
(2010年3月期)
純資産 連結:5億9019万0千円
単独:7億8458万0千円
(2010年3月31日現在)
総資産 連結:28億1256万0千円
単独:23億6337万0千円
(2010年3月31日現在)
従業員数 連結:302人 単独:58人
(2010年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 前沢 政弘 1.10%
齋藤 好道 0.96%
禹 慶玉 0.81%
(2010年3月31日現在)
主要子会社 柏崎シルバー精工(株) 100%
(株)サイクロンジャパン 60%
特記事項: 株式額面変更のため、1964年昭和39年)1月に(旧)シルバー編機製造株式会社を吸収合併し、旧会社は消滅した。旧会社の設立日は1952年昭和27年)10月1日である。2011年12月27日破産手続開始決定。
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概要 編集

「シルバー編機」で知られるが、タイプライターなど事務機器なども製造していた。本業の「編み機」や「タイプライター」の市場縮小に伴い、売上高も1985年3月期の約357億円をピークに年々減少[3]。1986年3月期以降の業績は年々悪化し、1994年3月期以降、赤字決算を計上し続けていた。

低迷業績を踏まえ、2006年度までは「継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)に関する注記」に該当する企業であった。なお2007年3月期に存続リスクの記載を外した。2010年3月期の売上が約19億円までに減少し、同時に「継続疑義注記」に該当することになった[3]。2011年1月29日付で銀行取引停止処分に伴い東京証券取引所1部上場廃止となり、同年9月27日に民事再生法適用を申請した。

民事再生計画では、子会社などの売却によって資金を調達しながら再建を図る予定であった。しかし、税金などの優先債務が多く、再建計画が作成できないことから、2011年12月27日に東京地方裁判所から民事再生手続廃止決定並びに破産手続開始決定を受けた[2]

なお、事業は2011年に会社分割により新設して設立した株式会社リードテクノス柏崎ユーエステック株式会社が継承している。

事業所 編集

  • 本社(東京都新宿区上落合2-28-7)

沿革 編集

手掛けていた製品 編集

脚注 編集

外部リンク 編集