ジェニー・マリー・メアリー・カイパー(Jennie Marie Mary Kuyper、1874年4月3日 - 1923年9月1日)は、アメリカ・オランダ改革派教会の婦人宣教師である。フェリス女学院の院長時代に関東大震災に被災し殉職した。

生涯 編集

1874年にアメリカアイオワ州ペラに生まれ、ペラ市のセントラル・カレッジを卒業後、シカゴ大学より修士の学位を受けた。ロチェスター・アカデミーの校長をしている時に、日本宣教師の召命を受ける。

1905年(明治38年)に来日し、日本語学習をしながら日曜学校を手伝い、フェリス女学院で教えた。一時鹿児島伝道するが、1922年(大正11年)10月にフェリス女学院の院長に就任する。1923年(大正12年)8月31日避暑先の軽井沢から横浜に戻る。翌日、9月1日に関東大震災に被災し、倒壊した校舎の下敷きになる。助けようとする生徒に避難を促し、「主よみもとに近づかん」を歌いながら焼死する。遺体は横浜外国人墓地に葬られた。

参考文献 編集

  • 『日本キリスト教歴史大事典』教文館、1988年