テクノ・E731 (Tecno E731) は、テクノによって開発されたフォーミュラ1カー1973年イギリスグランプリおよびオランダグランプリのフリー走行に出走したが、決勝には使用されなかった。

テクノ・E731
コンストラクター テクノ
先代 テクノ・PA123
主要諸元
シャシー アルミニウム製モノコック
エンジン Tecno 180o 2,995cc F12 自然吸気
トランスミッション ヒューランド DG400 5速
主要成績
チーム テクノ
ドライバー クリス・エイモン
通算獲得ポイント 0
出走優勝表彰台ポールFラップ
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概要 編集

テクノは1962年にルチアーノ、ジャンフランコのペデルザーニ兄弟が設立したレーシングチームで、1972年に酒造メーカーのマルティーニ・エ・ロッシがメインスポンサーとなり「マルティーニ・レーシングチーム」としてF1にエントリーした。チームは自社開発のテクノ・PA123ナンニ・ギャリデレック・ベルを起用し、第5戦のベルギーグランプリから参戦を始めたが、予選落ちにリタイアの連続で、この年は1度も完走できずポイントも獲得できなかった。

1973年はドライバーにクリス・エイモンを起用し、前年のPA123を改良したPA123Bで参戦、第5戦のベルギーグランプリで6位入賞しポイントを得たが、一方で、前年の成績に不満を持ったマルティーニの意向により[1]、マネージャーのデヴィッド・ヨークが密かに別のマシンの設計をゴードン・ファウエルに依頼、ジョン・トンプソンが率いるTCプロトタイプによりE731が製作された[1]

E731は1973年イギリスグランプリおよびオランダグランプリのフリー走行で使用されたものの、決勝ではPA123Bが使用された。

F1での成績 編集

(key)

シャシー エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ポイント
1973年 テクノ・E731 テクノ 180o 2,995cc F12 F ARG
 
BRA
 
RSA
 
ESP
 
BEL
 
MON
 
SWE
 
FRA
 
GBR
 
NED
 
GER
 
AUT
 
ITA
 
CAN
 
USA
 
0
  クリス・エイモン PO PO

参照 編集

  1. ^ a b カーグラフィック二玄社、1973年4月号、218頁。

外部リンク 編集