ブルームーン (カクテル)

カクテル

ブルームーン(Bluemoon、Blue Moon)は、ジンベースのカクテルドライ・ジンレモンジュース、クレーム・イヴェット(後にクレーム・ド・バイオレットで代替)からなるカクテルである[1]

ブルームーン

同様に紫色を帯びるアヴィエーションとの類似性があり、マラスキーノを使用しない点が違いとして知られている[2]

創作者、創作年は不明であるが、1929年出版のカクテルブックには既に記載があることから、それ以前の創作であると推測される[3]

レシピの例 編集

1948年のThe Fine Art of Mixing Drinksに掲載されたレシピをクレーム・ド・バイオレットに置き換えたものである[1]

  • ドライ・ジン 30ml
  • クレーム・ド・バイオレット 15ml
  • レモンジュース 15ml
  1. シェイカーのボディに、大体7分目まで氷を入れる。
  2. 「ドライ・ジン」「クレーム・ド・バイオレット」「レモンジュース」をシェイカーに注ぐ。
  3. 強くシェイクし、グラスへ注ぐ。

クレーム・ド・バイオレットの代わりに、パルフェ・タムール等を用いるレシピも存在している[4]

別レシピ 編集

1982年ポルトガルアルブフェイラで開催された国際バーテンダー協会主催のインターナショナル・カクテルコンペティションでの優勝作品。ロングドリンクである。アイルランドのJonny Johston作[5]

材料
作り方
  1. シュウェップス以外の材料と氷をシェイクし、タンブラーグラスに注ぐ。
  2. グラスをシュウェップス ビターレモンで満たす。
  3. パイナップル片を飾る。

出典 編集

  1. ^ a b Blue Moon Cocktail”. ワシントン・ポスト (2008年4月2日). 2010年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月8日閲覧。
  2. ^ JK Grence (2014年1月3日). “How to Make a Blue Moon Cocktail”. Phoenix New Times. 2016年3月11日閲覧。
  3. ^ ブルー・ムーン レシピ”. サントリー. 2022年10月21日閲覧。
  4. ^ 例:ブルームーン”. アサヒビール. 2016年3月11日閲覧。
  5. ^ Antonio Primiceri (2013). “Blue Moon” (スペイン語). 1000 cócteles de todo el mundo. De Vecchi, Editorial, S.A.. ISBN 9788431554989