三菱・ミニカスキッパー

ミニカ スキッパーは、三菱自動車工業が製造・販売していた軽自動車である。軽自動車ハイパワー競争の時代に三菱自動車から誕生したファストバックスタイルのリトルスポーツ車、競合車はホンダ・Zダイハツ・フェローMAXハードトップスズキ・フロンテクーペなど。同社のギャランGTOを彷彿させるファストバックおよびカットオフテール(カムテール)を採用し、リアエンドを大胆に切り落としている。リアコンビランプ上にはスクープドウインドウを装着している。これは日本車初のもので、後方視界が損なわれやすいクーペの弱点を解消するために設けられたものであり、トランク内部が車外から見えないようにスモークガラスを採用、後のホンダ・CR-Xホンダ・インサイト(3代目除く)、トヨタ・プリウス(2代目以降)などがこの方式を採用している。

三菱・ミニカスキッパー
A101/102型
ミニカスキッパー GT
730前の沖縄(左ハンドル)仕様
ミニカスキッパーIV GT サイド
ミニカスキッパーIV L/L リア
概要
販売期間 1971年5月1974年7月
ボディ
ボディタイプ 2ドアクーペ
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 形式:2G10型 水冷2サイクル直2 359 cc
最高出力:38 ps/7,000 rpm
最大トルク:3.9 kgm/6,500 rpm
車両寸法
ホイールベース 2,000 mm
全長 2,995 mm
全幅 1,295 mm
全高 1,275 mm
車両重量 470 kg
その他
価格 44万円
注意事項 デビュー時のGT、ゴールドエンジンのデータを記載している
テンプレートを表示

歴史 編集

車名の由来 編集

主なグレード 編集

装備 編集

  • GTはルーフアンテナを装備していた。
  • いずれのグレードも、吊り下げ式クーラーはオプション扱いであった
  • 一見4灯式ヘッドランプに見えるが、内側2個はフォグランプ
  • 後方視界を助けるユニークなスクープドウィンドウ
  • 当時の国産車初のリアフラップ(ガラスハッチ)、フレームレス強化ガラスを採用
  • ドレスアップ用オリジナルオプションを豊富に用意

エンジン 編集

  • 2G10型 水冷直列2サイクル2気筒 359 cc ゴールドエンジン・レッドエンジン
    • GT-38 PS/7,000 rpm  L/L-34 PS/6,500 rpm  S/L-34 PS/6,500 rpm
  • 2G21型 水冷直列4サイクル2気筒 359cc バルカンエンジン
    • GT-36 PS/8,500 rpm  L/L-32 PS/8,000 rpm  F/L-32 PS/8,000 rpm

関連項目 編集

外部リンク 編集