中野 量太(なかの りょうた、1973年7月27日 - )は、日本映画監督京都府京都市出身。

なかの りょうた
中野 量太
中野 量太
生年月日 (1973-07-27) 1973年7月27日(50歳)
出生地 日本の旗 日本京都府京都市
職業 映画監督
ジャンル 映画
主な作品
チチを撮りに
湯を沸かすほどの熱い愛
浅田家!
 
受賞
日本アカデミー賞
優秀監督賞
2016年湯を沸かすほどの熱い愛
2020年浅田家!
優秀脚本賞
2016年『湯を沸かすほどの熱い愛』
2020年『浅田家!』
ブルーリボン賞
その他の賞
ワルシャワ国際映画祭
最優秀アジア映画賞
2020年浅田家!
受賞歴を参照
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来歴・人物 編集

京都市立日吉ヶ丘高等学校京都産業大学日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。

大学卒業後上京し、日本映画学校に入学し3年間映画製作を学ぶ。2000年、卒業制作『バンザイ人生まっ赤っ赤。』で、日本映画学校今村昌平賞、TAMA NEW WAVEグランプリなどを受賞。日本映画学校卒業後、映画テレビ助監督やテレビのディレクターを経て、2006年に『ロケットパンチを君に!』で6年ぶりに監督を務め、ひろしま映像展グランプリ、水戸短篇映像祭準グランプリなど3つのグランプリを含む7つの賞を受賞した。2008年には文化庁若手映画作家育成プロジェクトに選出され、35mmフィルムで制作した短編映画『琥珀色のキラキラ』が高い評価を得る。

2012年、自身初の長編映画『チチを撮りに』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012で国際長編コンペティション部門にて監督賞(日本人監督初)とSKIPシティアワードをW受賞。それに伴い、同作が「SKIPシティDシネマプロジェクト」第3弾作品として2013年2月16日に劇場公開され、さらに第63回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に正式招待された。以後も、同作は多数の国内外の映画祭に正式招待され、賞を受けたほか、監督自身も第5回TAMA映画賞最優秀新進監督賞、第35回ヨコハマ映画祭森田芳光メモリアル新人監督賞、第23回日本映画批評家大賞新人監督賞を受賞した。

2016年、『湯を沸かすほどの熱い愛』で商業映画デビューを果たすと、その年の国内の主要な映画賞を次々と受賞。

高校時代の同級生にブラックマヨネーズ吉田敬やタレントの六車奈々がいる[1]

監督作品 編集

映画 編集

  • バンザイ人生まっ赤っ赤。(2000年)
  • ロケットパンチを君に!(2006年、短編)
  • ウチの○○知りませんか?(2007年、短編)
  • お母チャンからの電話(2007年、短編、第11回水戸短編映像祭オープニング映像)
  • 水辺のお兄チャン(2008年、短編、文化庁若手映画作家育成プロジェクト課題作)
  • 琥珀色のキラキラ(2009年、短編、文化庁若手映画作家育成プロジェクト作品)
  • チチを撮りに(2013年2月16日公開)
  • 沈まない三つの家(2013年10月5日公開)
  • お兄チャンは戦場に行った!?(2013年10月5日公開)
  • 湯を沸かすほどの熱い愛(2016年10月29日公開)
  • 長いお別れ(2019年5月31日公開)
  • 浅田家!(2020年10月2日公開、監督・脚本)[2]

著書 編集

受賞歴 編集

※ 記事のある作品に対しては、表彰対象が本人のもののみを記載。

『バンザイ人生まっ赤っ赤。』
『ロケットパンチを君に!』
  • ひろしま映像展2006 グランプリ・撮影賞・演技賞
  • 第8回長岡インディーズムービーコンペティション グランプリ
  • 第10回水戸短編映像祭 準グランプリ
  • 第7回TAMA NEW WAVE 特別賞
  • 福井映画祭2006 グランプリ
チチを撮りに
  • 日本国内
  • 海外
    • アジア太平洋映画祭2012 最優秀助演女優賞(渡辺真起子
    • 第7回アジアン・フィルム・アワード(香港) 最優秀助演女優賞(渡辺真起子)
    • 第7回グラナダ国際映画祭 CINES DEL SUR(スペイン) 審査員特別賞・観客賞
    • 第2回Peace & Love Film Festival(スウェーデン) Jury Prize(脚本賞)
    • 第3回サハリン国際映画祭(ロシア)グランプリ
湯を沸かすほどの熱い愛
浅田家!

脚注 編集

  1. ^ 監督の同級生・ブラマヨ吉田も泣いた!公開日が決定した映画「チチを撮りに」にエール”. クランクイン! (2012年11月15日). 2012年11月23日閲覧。
  2. ^ “二宮和也が笑顔でカメラ構える「浅田家!」場面写真到着、公開日も決定”. 映画ナタリー. (2019年11月29日). https://natalie.mu/eiga/news/357440 2019年11月29日閲覧。 
  3. ^ “新藤兼人賞に中野量太監督ら 新人監督の登竜門”. 日刊スポーツ. (2016年11月14日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1738095.html 2016年11月14日閲覧。 
  4. ^ “【報知映画賞】中野量太監督、作品賞に自らも新人賞「もうびっくり」”. スポーツ報知. (2016年11月29日). https://web.archive.org/web/20161129145323/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20161128-OHT1T50200.html 2016年11月29日閲覧。 
  5. ^ 日本アカデミー賞公式サイト”. 2017年2月3日閲覧。
  6. ^ “第31回高崎映画祭受賞者を発表”. 高崎新聞. (2017年1月6日). http://www.takasakiweb.jp/news_cat/culture/4180/ 2017年2月3日閲覧。 
  7. ^ “2016年日本映画個人賞”. 第38回ヨコハマ映画祭. (2016年12月3日). http://yokohama-eigasai.o.oo7.jp/38-2016/38_2016_shou.html 2017年2月3日閲覧。 
  8. ^ 第44回 日本アカデミー賞 優秀賞決定!、日本アカデミー賞公式サイト、2021年2月9日閲覧。
  9. ^ "「第63回ブルーリボン賞」受賞作品&草なぎ剛、長澤まさみ、成田凌、伊藤沙莉ら受賞者発表". ORICON NEWS. oricon ME. 24 February 2021. 2021年2月24日閲覧

外部リンク 編集