鶴見線営業所(つるみせんえいぎょうしょ)は、神奈川県横浜市鶴見区にかつて存在したある東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜支社営業所鶴見線鶴見駅を除く)を統括する組織で、運転士車掌も所属していた。現在は東海道線の一部駅、南武線の一部駅と組織を融合し、川崎統括センターとなっている。

かつては弁天橋電車区(べんてんばしでんしゃく)という名称で、鶴見線の車両が配置されていた。車両配置は1988年に中原電車区(現:鎌倉車両センター中原支所)に統合されたが、引き続き車両の留置に使用されており、鶴見線用のほか、のちに南武支線用の車両も加わっている。

配置車両の車体に記される略号 編集

  • 東テシ」(東京鉄道管理局の「東」に弁天橋の「テシ」)→「南テシ」(東京南鉄道管理局)→「東テシ」(東京地域本社の「東」)→「東ナハ」(東京地域本社の中原電車区)→「横ナハ」(横浜支社の中原電車区)。

乗務範囲 編集

運転士 編集

・鶴見線(鶴見駅~扇町駅、浅野駅~海芝浦駅、武蔵白石駅~大川駅)

・南武支線(尻手駅~浜川崎駅)

・南武線(尻手駅~鎌倉車両センター中原支所)※回送列車のみ

沿革 編集

  • 1989年平成元年)3月11日 - 弁天橋電車区を主体に弁天橋運輸区発足[1]
  • 1990年(平成2年)6月1日 - 弁天橋運輸区を吸収し、鶴見線営業所発足。
  • 2023年(令和5年)3月1日 - 鶴見線営業所廃止。川崎統括センターの一部となる。

脚注 編集

  1. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 90年版』ジェー・アール・アール、1990年8月1日、169頁。ISBN 4-88283-111-2 

関連項目 編集

座標: 北緯35度29分44.2秒 東経139度41分11.5秒 / 北緯35.495611度 東経139.686528度 / 35.495611; 139.686528