日本プロサッカー選手会チャリティーサッカー

日本プロサッカー選手会チャリティーサッカー(にっぽんプロサッカーせんしゅかい チャリティーサッカー)は、2011年東日本大震災からの復興を祈念して、日本プロサッカー選手会 (JPFA) の主催によりユアテックスタジアム仙台宮城県仙台市泉区)で同年から毎年12月下旬に開催されているサッカーの慈善試合である。

概要 編集

JPFAは東日本大震災で不自由な生活をしている岩手県宮城県福島県を中心とした被災地の復興支援活動の一環として、2011年12月に「JPFAクリスマスチャリティーサッカー2011」を開催。ユアテックスタジアムでの慈善試合の開催のほか、上述3県の青少年に対してのサッカー教室などの支援活動を行った。今後も継続してこの試みを行っていく。

チャリティー活動 編集

  • イギリスの「JustGiving英語版」というチャリティー活動の日本版「JustGiving Japan」を通したインターネット上での募金活動
    • 5000円以上寄付につき特製Tシャツを5000円ごとに1枚ずつ、最大5枚まで(1回3万円以上である場合も5枚まで)希望者に贈呈
  • 慈善試合開催 入場収益金は運営費を差し引いた分を全額「東北サッカー未来基金」に寄贈
  • 大会翌日に上記3県に出場選手を派遣し、青少年向けサッカー教室などの支援活動を実施

慈善試合 編集

慈善試合はシーズンを終えたJリーグの選手のほか、日本国外でプレーする日本人選手も、その多くが冬季の休催期間であること、かつ被災地での支援活動に参加できる時期もこの時期に限られることから、12月下旬に実施される。

大会は東北地方出身のJリーガー、あるいは東北地方に本拠地を置くJクラブ在籍選手らによる「東北ドリームズ」と、JPFAに加盟するJリーガーや国外の日本人選手による「JAPANスターズ」の2チームによって行われるが、公式戦とは違って交代枠はなく、一度退いた選手の再出場も認められる。また選手はさまざまなパフォーマンスを随所に披露し、観客を盛り上げるお祭りの要素を兼ね備えたものとなっている。大会はNHK BS1で生中継されているが、2014年は編成の都合[1] でBS1での生放送は実施せず、スカパー!スカチャン0」で生放送をされた[2]

第1回 編集

JPFAクリスマスチャリティサッカー2011[3]
東北ドリームス 2 - 4 JAPANスターズ
奥山泰裕   15分
佐藤寿人   85分
鈴木惇   21分
鈴木大輔   42分
矢野貴章   60分
仲間隼斗   76分
ユアテックスタジアム仙台
観客数: 13,889人

第2回 編集

JPFAチャリティーサッカー2012 チャリティーマッチ[4]
東北ドリームス 2 - 5 JAPANスターズ
東浩史   32分
飯尾一慶   87分
鈴木武蔵   8分
播戸竜二   13分
高木善朗   73分
乾貴士   75分
中山雅史   90分
ユアテックスタジアム仙台
観客数: 13,263人
主審: 大友一平
  • 太字は2012年シーズンをもって引退する選手。

第3回 編集

JPFAチャリティーサッカー2013 チャリティーマッチ
東北ドリームス 5 - 3 JAPANスターズ
柿谷曜一朗   28分
柿谷曜一朗   38分
小塚和季   45分
呉大陸   77分
工藤壮人   87分
斉藤大介   42分
銀次[5]   65分
中山雅史   90分
ユアテックスタジアム仙台
観客数: 12,292人
  • 太字は2013年シーズンをもって引退する選手。

第4回 編集

JPFAチャリティーサッカー2014 チャリティーマッチ
東北ドリームス 12 - 8 JAPANスターズ
柳沢敦   15分
遠藤康   22分
菅原太郎   39分
三島康平   45+2分
銀次   52分
フェルナンジーニョ   65分
豊田陽平   68分
馬場賢治   75分
柳沢敦   80分
銀次   83分
中田浩二   90+2分
銀次   90+4分
武藤嘉紀   4分
西川周作   7分
武藤嘉紀   10分
武田修宏   55分[6]
近藤貫太   85分
武藤嘉紀   89分
武田修宏   90分
柿谷曜一郎   90+3分
ユアテックスタジアム仙台
観客数: 11,475人[7]
主審: 阿部拓人
  • 太字は2014年シーズンをもって引退する選手。

脚注 編集

  1. ^ 甲子園ボウル天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会決勝大会の中継などによる
  2. ^ ≪スカパー!からのお知らせ≫年に一度のスペシャルマッチ! JPFAチャリティーマッチ、スタジアムに行けない方はスカパー!で。【独占無料生中継】(セレッソ大阪2014年12月10日 12月12日閲覧)
  3. ^
  4. ^
  5. ^ 東北楽天ゴールデンイーグルス所属のプロ野球選手。ピンチキッカーとして登場。
  6. ^ PKの場面でピンチキッカーで登場。
  7. ^ 震災への関心が薄れる中…4年目の復興支援試合、小笠原「風化させないためにメッセージを発信できるのがサッカーの力」 - サッカーキング(フロムワン)、2014年12月15日

関連項目 編集

外部リンク 編集