春風亭一之輔

日本の落語家 (1978-)

春風亭 一之輔(しゅんぷうてい いちのすけ、1978年昭和53年〉1月28日 - )は、日本落語家落語協会所属。千葉県野田市出身。出囃子は『さつまさ』。は『中陰光琳蔦』。血液型A型[1]日本テレビ系列『笑点大喜利メンバー。身長171.5cm。

春風亭しゅんぷうてい 一之輔いちのすけ
Shunpûtei Ichinosuke
春風亭(しゅんぷうてい) 一之輔(いちのすけ) Shunpûtei Ichinosuke
中陰光琳蔦(画像は中陰蔦)は、林家彦六一門の定紋である。
本名 川上かわかみ 隼一としかず
生年月日 (1978-01-28) 1978年1月28日(46歳)
出身地 日本の旗 日本千葉県野田市
師匠 春風亭一朝
弟子 春風亭㐂いち
春風亭与いち
春風亭いっ休
春風亭貫いち
春風亭らいち
名跡 1. 春風亭朝左久
(2001年 - 2004年)
2. 春風亭一之輔
(2004年 - )
出囃子 さつまさ
活動期間 2001年 -
所属 落語協会
ワタナベエンターテインメント(マネジメント)
公式サイト いちのすけえん
受賞歴
第10回岡本マキ賞受賞
NHK新人演芸大賞落語部門大賞受賞
文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞
国立演芸場花形演芸大賞
2023年 浅草芸能大賞 奨励賞、ほか

経歴

日付 演目 ゲスト
5月21日 あくび指南 林家正楽
5月22日 天狗裁き 江戸家小猫
5月23日 猫の災難 柳家小菊
5月24日 短命 三増紋之助
5月25日 蛙茶番 アサダ二世(&アサダ五世(三遊亭ふう丈))
5月26日 夢見の八兵衛 ロケット団
5月27日 普段の袴 のだゆき
5月28日 意地くらべ 林家二楽林家八楽
5月29日 加賀の千代 立花家橘之助
5月30日 明烏 鏡味仙三郎社中
  • 2023年2月5日 - 日本テレビ『笑点』大喜利で、前年9月に死去した六代目三遊亭円楽の後任となる新メンバーに起用された[9]
  • 2023年4月30日 - 色紋付が濃紺色に決定し、この日の放送回から着用となった。
  • 2023年11月 - 第40回浅草芸能大賞奨励賞[10]

芸歴

  • 2001年
    • 5月 - 春風亭一朝に入門。
    • 7月 - 前座となる、前座名「朝左久」。
  • 2004年11月 - 二ツ目昇進、「一之輔」と改名。
  • 2012年3月 - 真打昇進。

人物・芸風

  • 生家は、父(キッコーマン勤務[11])、母、12歳年上・10歳年上・7歳年上の三人の姉がいる[2]
  • 2004年に結婚[11]、二男と一女の父。妻は、一之輔が日本大学落語研究会在学時に歌舞伎・舞踊研究会の部長だった[2]
  • 200を超える持ちネタがあり、滑稽噺から人情噺まで広く古典落語を演じる落語家。独自のくすぐりや現代的なギャグを盛り込むなど、随所に創意工夫を織り込んだ独創的な高座が特徴。また熊さん八つぁんや隠居など、古典落語の登場人物のキャラクター設定を今風に変えるなど、現代の人にもとっつきやすい落語を演じることで知られる。
  • 当代きっての人気を誇り年間900席もの高座をこなすなど、寄席、ホール落語問わず精力的に活動している[12]
  • 2013年から毎年、全国のホールでの落語会ツアー「らくご DE 全国ツアー〜春風亭一之輔のドッサりまわるぜ」を行っている。
  • 前座名は『小いち』、『朝枝』、『朝左久』から一之輔本人が選んだ。
  • 短い丸刈りの髪型が特徴。大喜利でも自身の髪型をしばしばネタにしている。

同じ笑点メンバーの桂宮治とは

  • 4人きょうだいの長男末っ子
  • 抜擢真打
  • NHK新人演芸大賞(落語部門)受賞
  • 子どもが3人ずつ
  • 妻の母親の名前が“かずこ”、
  • お互いの師匠の本名が“かつみ”春風亭一朝(浮ヶ谷 克美)、桂伸治(板倉 克己)
  • お互いに"としちゃん"(一之輔の本名は隼一(としかず)、宮治の本名は利之(としゆき))

という共通点がある。

  • 2023年12月24日放送の笑点の大喜利で正岡子規に風貌が近く、横向きに座り、横向きに撮った写真の正岡子規の真似をして林家たい平に「良いの持ってるなぁ」と感心された。

主なネタ

古典

廓噺

左甚五郎もの

新作

改作

  • 『芝ノ浜由縁初鰹』(『芝浜』の改作)
  • 『団子屋政談』(『初天神』の改作)

逸話

  • 自身の真打昇進をTwitterで知った。落語協会のホームページに掲載された情報をどこの誰か知らない人が呟いていたのを偶然目撃し、夜の仕事で一緒だった師匠の春風亭一朝に尋ねても、一朝も知らないという。落語協会に電話するため一朝が携帯電話を取り出すと充電が切れており、慌てて充電し電源を入れて見ると着信が5、6件あり、全て当時の落語協会会長柳家小三治からの一之輔抜擢真打昇進の連絡であった。最後の方は「一朝さん、いいの?」と言っていたようである[13][14]
  • かつて笑点の若手大喜利に出演した際、当時の司会者であった桂歌丸が「ふて腐れてるのかい、この人は」と評したため降板となった(と放送作家から聞いた)ことを、歌丸没後の2022年に桂宮治が笑点大喜利レギュラーとなった際の対談で明かしている[15]
  • 笑点のレギュラー入りについて、2023年の年明けに内定したことが日本テレビから伝えられたが、レギュラー入りが公表される同年2月5日放送分[16]までは箝口令が敷かれていたこともあり、放送直前まで家族にも伝えなかったという[17][18]
  • CD『いちのすけ噺 1』収録の『茶の湯』は立川談志の亡くなった2011年11月23日の高座である。お客さんの中に立川談志の訃報を知らない人がいた為、立川談志の事には一切触れていない。

出囃子

メディア活動

テレビ出演

ラジオ出演

映画

広告

ウェブサイト

  • お台場寄席DOUGAフジテレビ無料動画サイト「見参楽」)
  • 春風亭一之輔チャンネル(YouTube)
    • 2020年4月21日から10日間東京・上野の鈴本演芸場でトリを務める予定だったが、新型コロナの影響で4月4日から寄席が休席となり、全国の落語会も軒並み中止となったため、トリとして上がる予定だった時間に合わせ午後8時10分から午後9時まで10日間連続で『春風亭一之輔の10日連続落語生配信』として、落語の生配信を行った。[24]
    • 5月13日、緊急事態宣言の延長を受け、5月21日〜30日まで『春風亭一之輔の10日連続落語生配信 第2幕』を春風亭一之輔チャンネルにて独占配信することを発表した。[25]
    • 寄席鑑賞マナー動画(2023年7月、一般社団法人落語協会youtube)

コンピューター・ソフトウェア

  • いちのすけ亭(iPhone、iPad)
  • 春風亭一之輔・山田五郎のタッグ街 - 上野さんぽ編・渋谷さんぽ編 -(33tab)
  • ニッポン放送 ポッドキャスト[26] 原案:ワンダリー (英語版
    • 「ビジネスウォーズ 任天堂 対 ソニー」
    • 「ビジネスウォーズ ナイキ 対 アディダス」
    • 「ビジネスウォーズ TikTok 対 インスタグラム」
    • 「ビジネスウォーズ コロナワクチン開発戦争」

CD

  • 春風亭一之輔(2011年3月25日、ワザオギ
    • 『初天神』『青菜』
  • 春風亭一之輔 いちのすけ噺 1(2012年4月14日、ワザオギ)
    • 『茶の湯』『粗忽の釘』
  • 春風亭一之輔 真打昇進記念(2012年10月17日、夢空間)
    • ディスク 1:「千秋楽口上」『五人廻し』
    • ディスク 2:『あくび指南』『百川』
  • 毎日新聞落語会 春風亭一之輔(2012年11月21日、ソニー・ミュージックダイレクト
  • 一之輔の、今んところ(2014年6月4日、夢空間)
  • いちのすけ噺 2(2014年8月3日、ワザオギ)
  • ビクター二八落語会 春風亭一之輔(2014年11月19日、ビクターエンタテインメント
  • 毎日新聞落語会 春風亭一之輔 2(2015年8月12日、ソニー・ミュージックダイレクト)
  • 芝浜とシバハマ(2016年6月22日、ソニー・ミュージックダイレクト)
  • 今んところ、そのに(2017年5月10日、夢空間)

DVD

がまの油』『青菜』『文七元結』『時そば』『笠碁』『三軒長屋』『堀の内』『短命』『百年目』『加賀の千代』『茶の湯』『三井の大黒』『かぼちゃ屋』『あくび指南』『睨み返し』『新聞記事』『お見立て』『柳田格之進』『代書屋』『子別れ』『猫の災難』『浮世床』『鼠穴』『文違い』『普段の袴』『藪入り』『心眼』『鈴ヶ森』『千早ふる』『二番煎じ』『寄合酒』『百川』『ねずみ』『徳ちゃん』『五人廻し』『付き馬』『鮑のし』『夢見の八兵衛』『帯久』『初天神』『花見の仇討』『意地くらべ』『代脈』『粗忽の釘』『中村仲蔵

ミュージックビデオ

  • LIFE」(2014年、ナオト・インティライミ) - MV出演・所作指導
  • 「SHIBAHAMAX~シバハマだいたいこんなかんじ」(2017年、ハイパーヨーヨ) - プロデュース・声 [27]
  • 「SMK〜サンマは目黒にかぎる(feat.春風亭一之輔)」(2020年、ハイパーヨーヨ) - プロデュース・作詞・出演

著書

弟子

二ツ目

前座

  • 春風亭しゅんぷうていかんいち
    • 本名∶吉田よしだ 翔馬しょうま  日本茨城県出身。
    • 2018年7月 - 春風亭一之輔に入門。
    • 2020年2月 - 前座となる、前座名「貫いち」。
  • 春風亭らいち

脚注

  1. ^ PROFILE NIPPON COLUMBIA
  2. ^ a b c 守田梢路 (2012.4.30). AERA 「現代の肖像 春風亭一之輔」. 朝日新聞出版. pp. 58-62 
  3. ^ 笑福亭べ瓶 (2021年6月4日). “【俺ならこれを聴く!】6月の落語会を総チェック前編。これさえ見れば行くべき落語会がわかる!”. 【落語の東西】 笑福亭べ瓶でっせ!. Youtube. 2021年6月11日閲覧。 “一緒に考えてくれるのは春風亭一之輔さんの同級生で落語好き、クイズ界のカリスマ・構成作家の矢野了平さん。”
  4. ^ スペシャルインタビュー春風亭一之輔(落語系情報サイトHANASHI)”. 2016年8月18日閲覧。
  5. ^ なお、楽生は、一浪後に同校を受験するも不合格となり、それを機に落語界入りする
  6. ^ 春風亭一之輔さんが第1位 若手落語家コンペ”. 47NEWS (2008年10月7日). 2012年9月14日閲覧。
  7. ^ “春風亭一之輔、無料配信落語で驚異の10日間、連日ライブ視聴者1万超え「こんなに見てもらえるとは…」”. スポーツ報知. (2020年5月3日). https://hochi.news/articles/20200502-OHT1T50196.html 2020年5月13日閲覧。 
  8. ^ “春風亭一之輔の落語10日連続配信、再び実施決定”. ナタリー. (2020年5月13日). https://natalie.mu/owarai/news/378810 2020年5月13日閲覧。 
  9. ^ 「笑点」新メンバーに春風亭一之輔さん…「程よく、力を抜いて頑張っていきたい」
  10. ^ 第40回浅草芸能大賞受賞者決定のお知らせ!”. 台東区芸術文化財団 (2023年11月9日). 2023年11月9日閲覧。
  11. ^ a b 井上秀雄; 写真:角野貴之 (2020年7月18日). “フロントランナー フロントランナー 春風亭一之輔がコロナ禍で見せた本気”. 朝日新聞 be. 2020-7-18. https://www.asahi.com/articles/ASN7J572HN7JUCLV00M.html 
  12. ^ NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』
  13. ^ 落語ディーパー! 〜東出・一之輔の噺のはなし〜 2019年9月30日放送分より.
  14. ^ 橘蓮二『落語の凄さ』PHP研究所、2022年9月29日、157-161頁。ISBN 9784569852843 
  15. ^ 宮治が『笑点』に出るようになってわかった。一之輔「芸人が売れるって、こういうことなんだな」”. 集英社新書プラス. 集英社 (2022年7月8日). 2022年7月10日閲覧。
  16. ^ 収録は放送前日の2023年2月4日に行われた。
  17. ^ 春風亭一之輔 「笑点」新メンバー加入は家族にも伝えず…帰宅後の子どもたちの反応に「びっくりしました」”. スポーツニッポン (2023年2月6日). 2023年2月12日閲覧。
  18. ^ 林尚之 (2023年2月11日). “ブレない春風亭一之輔「笑点」加入に納得…桂宮治とのバトルは歌丸VS円楽以来の名物になる予感”. 日刊スポーツ. 2023年2月12日閲覧。
  19. ^ 山崎樹範と週替わりで担当。
  20. ^ 落語ディーパー!~東出・一之輔の噺(はなし)のはなし~
  21. ^ 「ご機嫌にほろ酔いでお会いしましょう!」春風亭一之輔&高田秋が“酒の場”ならではの楽しい話を多彩なゲストを迎えて展開する新番組スタート - ニッポン放送、2022年9月26日。2023年2月6日閲覧
  22. ^ 同じフォルム…”. 上柳昌彦あさぼらけ. ニッポン放送 (2023年12月11日). 2023年12月15日閲覧。
  23. ^ ヒートテック「春風亭一之輔」篇 - MONSTERFILMS”. 株式会社ティー・ワイ・オー モンスター事業部. 2017年4月13日閲覧。
  24. ^ 春風亭一之輔、無料配信落語で驚異の10日間、連日ライブ視聴者1万超え「こんなに見てもらえるとは…」
  25. ^ 春風亭一之輔、10日間連続落語生配信 再び! 21日から色物日替わりゲスト呼び
  26. ^ ビジネスウォーズ”. ニッポン放送. 2021年8月11日閲覧。
  27. ^ hy4_4yh、新曲は落語「芝浜」ラップにした春風亭一之輔プロデュース作”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2017年12月20日). 2019年8月2日閲覧。
  28. ^ 春風亭㐂いち(落語協会)”. 2017年4月12日閲覧。

外部リンク