船橋市歌」(ふなばししか)は、日本千葉県にある船橋市1937年(昭和12年)4月1日に県下4番目の市として成立したことを記念して制定された市歌である。作詞・山本昇、作曲・乗松昭博。

船橋市歌

市歌の対象
船橋市

作詞 山本昇
作曲 乗松昭博
採用時期 1937年3月16日
言語 日本語
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概要 編集

1937年(昭和12年)に船橋町葛飾町八栄村法典村塚田村の5カ村が合併して船橋市が成立したことを記念し、東京朝日新聞(現在の朝日新聞東京本社)と共同で市章と市歌の公募を実施した。歌詞の応募総数は249編で、千葉市の図書館員であった山本昇の応募作が入選されとなり他に二等(準入選)1篇と佳作3篇が選定され、同年3月13日付の東京朝日千葉版で発表された[1]。制定当時に東京朝日新聞が作成した楽譜では「大船橋市歌」と言う表題も見られる[2]

歌詞からもわかるとおり、合併直後を象徴する歌ということもあり、行田の無線を始め現存しない風景も含まれている。戦後は公的行事で演奏されることも稀であったが、2007年平成19年)に市制70周年記念行事として開催されたコンサートで曲目として取り上げられた。

歌詞 編集

歌詞は著作権の保護期間を満了し、パブリックドメインになっているので以下に掲載する。

一、
小の皇子(みこ)が み剣(つるぎ)に
葛西の野や 空晴れて
代々にみ恵み ますところ
仰ぐ歴史に 光あり
おお玲瓏(れいろう)と みちわたる
光の都 船橋市

二、

都の郷(ごう)の 名もはるか
偲ぶ千歳(ちとせ)の 夢さめて
無電の鉄塔 よぶところ
ひらく世紀に 希望あり
おお洋々と みちわたる
光の都 船橋市

三、

海に陸路に 天産の
輝きみつる 朝あけて
文化の潮(うしほ) よるところ
里にちまたに 力あり
おお溌剌と ほとばしる
光の都 船橋市

四、

大神宮を朝夕に
ともに仰ぎて末遠く
共栄の旗、ゆくところ
市民のわれ等に 誉れあり
おお隆々と さかえゆく
光の都 船橋市

注釈 編集

  1. ^ funabashi.libraryの投稿(624155474453815) - Facebook
  2. ^ 船橋市歌〔山本昇作詞・乗松昭博作曲〕( 船橋市西図書館/船橋市デジタルミュージアム)

関連項目 編集