阿東町

日本の山口県阿武郡にあった町

阿東町(あとうちょう)は、山口県の北東部にあった阿武郡に属していた。

あとうちょう
阿東町
長門峡
阿東町章 阿東町章
阿東町旗 阿東町章
廃止日 2010年1月16日
廃止理由 編入合併
阿東町山口市
現在の自治体 山口市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方
都道府県 山口県
阿武郡
市町村コード 35504-6
面積 293.08 km2
総人口 6,837
推計人口、2009年11月1日)
隣接自治体 山口県
山口市、萩市
島根県
鹿足郡津和野町吉賀町
町の木 赤松
町の花 サクラ
阿東町役場
所在地 759-1512
山口県阿武郡阿東町大字徳佐中3417-2
外部リンク 阿東町
座標 北緯34度23分50秒 東経131度43分15秒 / 北緯34.39714度 東経131.72089度 / 34.39714; 131.72089座標: 北緯34度23分50秒 東経131度43分15秒 / 北緯34.39714度 東経131.72089度 / 34.39714; 131.72089

阿東町位置図

― 市 / ― 町・村

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2010年平成22年)1月16日山口市に編入され消滅した。

地理 編集

中国山地に囲まれた山間の複数の集落から成る。町内を阿武川(阿武川本川および支流の蔵目喜川)が貫流し、日本海に向かって注ぐ。標高300m前後で夏も涼しく、冬場には山口県内屈指の豪雪地帯(別名:山口県の北海道)であり、町内には十種ヶ峰スキー場、船平山スキー場がある。

隣接していた自治体 編集

歴史 編集

市町村合併 編集

阿東町はいわゆる「平成の大合併」においては山口市あるいは萩市を始めとする周辺自治体との合併を模索していたが、山口市は防府市吉敷郡3町(小郡町阿知須町秋穂町)及び佐波郡徳地町との合併を、萩市は阿東町を除く阿武郡各町村との合併協議を優先したため、阿東町はいずれの合併の枠組みからも取り残されてしまった。

その後県が県央部における中核市構想として山口市・防府市・阿東町との2市1町での合併の枠組みを示したことにより、先行合併として山口市と阿東町の間で合併協議会が設置された。協議の結果、2010年1月16日に阿東町が山口市に編入合併する(阿東町役場を山口市役所阿東総合支所とする)ことで両市町の間で合意した。

行政 編集

  • 町長:田中祥隆(任期:平成18年2月28日から、最終代)

警察署 編集

地名 編集

合併前は阿武郡阿東町大字○○であったが、合併後の地名は山口市阿東○○と読む。

経済 編集

産業 編集

農業が基幹産業であり、稲作は県内でも有数の地域である(特にコシヒカリ)。また寒冷な土地を生かし、リンゴの栽培も盛んである。リンゴは日本で栽培される最南端の地域で、徳佐を中心とした同町は西日本最大の生産地[1]

名物・特産品 編集

教育 編集

高等学校

中学校

小学校

交通 編集

町内を縦断するようにJR山口線国道9号が走っている。

鉄道路線 編集

路線バス 編集

道路 編集

一般国道 編集

主要地方道 編集

一般県道 編集

名所・旧跡・観光スポット 編集

出身有名人 編集

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ 同町徳佐地区のりんご栽培は、終戦まで朝鮮ウルサン(蔚山)でリンゴ栽培していた友清隆男が、終戦で本籍のある山口県防府市に引き上げ、県内の気象データーが長野県飯田市の気象と近いことを発見して1946年から始めたもの。参考:徳佐地区:友清りんご園の紹介

外部リンク 編集