高砂鐵工株式会社(たかさごてっこう、英文社名 TAKASAGO TEKKO K.K.)は、東京都を拠点とする鋼板圧延業者である。日本製鉄のグループ企業。

高砂鐵工株式会社
TAKASAGO TEKKO K.K.
種類 株式会社
市場情報
略称 高砂鉄(銘柄略称)
本社所在地 日本の旗 日本
東京都板橋区新河岸1丁目1-1
設立 1923年大正12年)11月16日
業種 鉄鋼
法人番号 6011401003931 ウィキデータを編集
事業内容 冷延鋼板ステンレス製品などの製造・販売
代表者 山田 健司(代表取締役社長
資本金 15億400万円
発行済株式総数 300万8千株
売上高 連結:87億30百万円
単体:46億41百万円
営業利益 連結:60百万円
単体:△13百万円
純利益 連結:1億34百万円
単体:1億12百万円
純資産 連結:32億40百万円
単体:27億45百万円
総資産 連結:73億10百万円
単体:55億44百万円
従業員数 連結:143人
単体:123人
決算期 3月
主要株主 日鉄ステンレス 30.72%
三井物産 16.65%
大谷製作所 5.16%
窪田正史 2.60%
佐藤宏樹 1.82%
(2021年3月31日現在)
外部リンク https://www.takasago-t.co.jp/
特記事項:各種経営指標は2021年3月期のもの
テンプレートを表示

概要 編集

冷延鋼板磨帯鋼)およびステンレス製品の製造をメインとする圧延業者(リローラー)である。建築物の内外装などの用途向けのステンレス鋼板や、ステンレス加工品、機械部品用のみがき帯鋼などを製造する。東京都板橋区新河岸1丁目に本社及び製造拠点がある。かつては、みがき帯鋼の製造拠点は東京都江東区大島3丁目にあったが閉鎖された。

筆頭株主は日本製鉄グループのステンレスメーカー・日鉄ステンレス で、同社が30%余りを出資している。

沿革 編集

  • 1923年(大正12年)11月 - 高砂工業の鉄工部門が独立し、高砂鐵工株式会社設立。
  • 1925年(大正14年)2月 - 東京鋼帯工業を合併し、冷延鋼板(みがき帯鋼)の製造を開始。鋼帯工場(現・みがき帯鋼事業部)設置。
  • 1937年(昭和12年)3月 - 志村工場(現・本社工場)を新設。
  • 1951年(昭和26年)11月 - チェーン部門を分離し、高砂チェン株式会社(現・アールケー・ジャパン)設立。
  • 1952年(昭和27年) - ステンレス冷延鋼帯の製造を開始。
  • 1954年(昭和29年)3月 - リム蝶番部門を分離し、株式会社高砂製作所(現・エキセルリム[注釈 1])を設立。
  • 1954年(昭和29年)12月 - 会社更生法による更生手続開始。
  • 1958年(昭和38年)12月 - 更生手続終了。
  • 1960年(昭和35年)2月 - 日本製鉄の前身・八幡製鐵が資本参加[1]
  • 1961年(昭和36年)10月 - 東京証券取引所市場第2部(東証2部)に株式上場
  • 1969年(昭和44年)11月 - 高砂不動産株式会社(現・タカテツライフ)を設立。
  • 1972年(昭和47年)6月 - タカサゴスチール株式会社を設立。
  • 2006年(平成18年)11月 - 新日鐵住金ステンレス(現・日鉄ステンレス)が筆頭株主となる。
  • 2009年(平成21年)12月 - ステンレス事業の冷延・熱処理設備を廃止。みがき帯鋼事業拠点(東京都江東区)を本社工場(東京都板橋区)に移転統合。
  • 2011年(平成23年)10月 - みがき帯鋼事業及びエンボス製品、加工品事業に特化する新事業体制を立ち上げ。

主なグループ企業 編集

  • タカサゴスチール株式会社 - 完全子会社。本社は大阪府東大阪市。西日本における製品販売業者。
  • 株式会社タカテツライフ - 完全子会社。本社は東京都板橋区。不動産業者

かつてのグループ企業 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 1989年に当時の高砂チェンに合併され高砂アールケー・エキセルになった後、2010年に再分割されチェーン部門はアールケー・ジャパンに、リム部門はエキセルリムとなった。

出典 編集

  1. ^ 新日本製鐵『炎とともに』 八幡製鐵株式會社史、新日本製鐵、1981年。 

関連項目 編集

外部リンク 編集