高須クリニック

日本の愛知県名古屋市中村区にある医療法人

医療法人高須クリニック(たかすクリニック)とは、愛知県名古屋市中村区に本部を置く医療法人東京都中央区横浜市西区、名古屋市中区、名古屋市中村区、大阪市北区の5箇所にある美容整形美容外科医療脱毛などの治療を提供するクリニックを運営している。基幹院たる銀座高須クリニック統括院長は、高須克弥である。

医療法人高須クリニック
本部が入るミッドランドスクエア
本部が入るミッドランドスクエア
創立者 高須克弥
団体種類 医療法人
設立 2001年6月
所在地 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目7番1号 ミッドランドスクエア8階
北緯35度10分12.4秒 東経136度53分06.5秒 / 北緯35.170111度 東経136.885139度 / 35.170111; 136.885139座標: 北緯35度10分12.4秒 東経136度53分06.5秒 / 北緯35.170111度 東経136.885139度 / 35.170111; 136.885139
法人番号 7180005006407
主要人物
  • 高須克弥(銀座高須統括院長)
  • 谷奈保紀(横浜院院長)
  • 高須幹弥(名古屋院院長)
  • 高須英津子(銀座高須院長兼栄院院長)
  • 高須敬子(大阪院院長)
活動地域 日本の旗 日本
活動内容
  • 形成外科
  • 美容外科
  • 皮膚科
  • 美容皮膚科
  • 泌尿器科
ウェブサイト www.takasu.co.jp
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概要 編集

高須クリニック開設 編集

ドイツで学んだ形成外科の技術がまだ日本で導入されていないことを知った高須克弥が美容外科に転身した。1976年11月、愛知県名古屋市に高須クリニックが開設された。

以降、 1979年、大阪府大阪市北区にて高須クリニック大阪院開設。 1981年、東京都港区赤坂にて高須クリニック赤坂院(のち東京院)開設。 1985年、神奈川県横浜市にて高須クリニック横浜院開設。 2015年、愛知県名古屋市にて高須クリニック栄院開設。2022年、赤坂から銀座に移転。銀座高須クリニックとしてリニューアルオープン。

全国のクリニック 編集

診療内容 編集

特許と商標登録 編集

高須クリニック院長高須克弥院長より、下記の16件が特許出願され、6件が商標登録されている。

日本 編集

特開2012-55425 耳用磁石構成体
特開2007-330593 形成外科用手術糸及び皮膚の引張付与方法
特開2006-320618 皮膚の引伸し用糸部材
特開2002-028164 二重瞼形成用糸
特開平07-000477 耳ツボ突刺針およびピアス
特開平04-352968 コラーゲン採取装置
特開平04-322658 脂肪吸引装置およびその器具
特開平04-150847 わきが手術装置およびその手術用チップ
特開平04-013700 コラーゲンの分離方法
特開平03-287598 コラーゲンの分離方法
特開平03-279399 コラーゲンの分離方法
登録商標 第4687026号 ロシアンリフト
登録商標 第4744926号 ゴールデンリフト
登録商標 第4975514号 イタリアンリフト
登録商標 第4826653号 リポレーザー
登録商標 第5119333号 マンマリーヒアル
登録商標 第4744927号 ゴールドリフト

米国 編集

特許No.5190518 わきが手術装置及びその手術用チップ 1993/08/17
特許No.5236414 脂肪吸引装置及びその器具 1993/09/14
特許No.5244458 コラーゲン採取装置 1993/09/14
特許No.5465593 耳ツボ突刺針およびピアス【痩身ピアス】 1995/11/14

台湾 編集

専利No.050728 わきが手術装置及びその手術用チップ 1991/12/24
専利No.060024 脂肪吸引装置及びその器具 1993/04/15

提供スポンサー 編集

パチンコ 編集

  • P yes!高須クリニック~超整形BLACK~(2022年、豊丸産業

事件 編集

脱税事件 編集

1990年に高須クリニックの会計責任者が、保険外の医療収入を少なく申告する手口で8億7000万円を脱税したとして起訴される[1]。高須克弥は脱税には関与していなかったが、クリニックの代表者として「経理を任せ切りにして、脱税に気付かぬ過失があった」として所得税法違反の両罰規定に問われた[1]。裁判は量刑と両罰規定の適用について争われたが、1997年に最高裁で有罪が確定[2][注釈 1]。また刑事罰とは別に厚生省より医業停止1年間の行政処分を受けた[2]。過去には国税局に脱税を指摘され20億円の重加算税を納付したことを明らかにしている。この20億円の追徴額は、名古屋国税局では個人としては史上最高額で2019年現在も記録は破られていない[3]

グループ会社の愛知県知事リコール署名偽造への関与疑惑 編集

2021年11月16日大村秀章愛知県知事に対するリコール運動の署名偽造を、リコール活動団体事務局長田中孝博からの依頼を受けた高須克弥院長の女性秘書が、「署名の数が足りない。高須先生は(偽造を)知っている」とグループ会社である高須ホールディングスの一部役員・社員に署名偽造を指示し、関与した女性秘書ら2人が愛知県警察地方自治法違反容疑で書類送検されたことを中日新聞が報じた[4]。高須克弥院長は共同通信の取材に対し、「全く知らない。報道で初めて知った」と述べている[5]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 高須によると、罰金3億円、追徴金は約10億円。「物凄い利益だったんだもの」「こんなはした金」「経済的ダメージは微々たるもの」と述べている(高須克弥オフィシャルブログ YES高須クリニック!「 僕のビジネスパートナーその十一の④」)

出典 編集

  1. ^ a b 院長に罰金2億円 高須クリニック脱税で名地裁 経理管理者には執行猶予 中日新聞 1995年03月30日 夕刊 18頁 第2社会面 (全490字)
  2. ^ a b 人生は夕方から楽しくなる 美容外科医 高須克弥さん”. 毎日新聞 (2016年5月13日). 2017年8月23日閲覧。
  3. ^ 「おま……殺すぞ!」西原理恵子&高須院長のホテルでの出来事 「村西とおるのナイスな夜~男女のセクシーさ、とは何でしょう~」 2016年6月22日
  4. ^ “高須HD社員らもリコール署名偽造の疑惑 高須院長の秘書「先生は知っている」と指示か”. 中日新聞 (株式会社中日新聞社). (2021年11月16日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/142943 2021年11月16日閲覧。 
  5. ^ “秘書が書類送検された高須氏「全く知らない」リコール署名偽造事件に関して”. 日刊スポーツ (株式会社日刊スポーツNEWS). (2021年11月16日). https://www.nikkansports.com/general/news/202111160000149.html 2021年11月16日閲覧。 

関連項目 編集

外部リンク 編集