2013年のJリーグカップ

2013年に開催された第21回Jリーグカップ
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2013年のJリーグカップは、2013年3月20日に開幕し11月2日に決勝が行われた大会である。 柏レイソルが14年ぶり2回目の優勝を果たした。

2013 Jリーグカップ
Jリーグヤマザキナビスコカップ
開催国 日本の旗 日本
開催期間 2013年3月20日-11月2日
参加チーム数 18
優勝 柏レイソル
準優勝 浦和レッズ
スルガ銀行CS出場 柏レイソル
試合総数 55
ゴール数 134 (1試合平均 2.44点)
観客動員数 516,684 (1試合平均 9,394人)
得点王 マルキーニョス (横浜FM)
(7得点)
最優秀選手 工藤壮人(柏)
2012
2014
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大会名称 編集

ヤマザキナビスコを冠スポンサーとして2013Jリーグヤマザキナビスコカップとして開催する。

レギュレーション 編集

基本的なレギュレーションは2012年12月18日に[1]、グループリーグの組み合わせは2013年2月1日に[2] それぞれ発表された。

大会日程 編集

例年通り、リーグ戦の合間の水曜日およびサッカー日本代表の試合の行われる週末を中心に日程が組まれているが、日本代表の日程の都合上7・8月にリーグ戦の試合が一部の水曜日に組まれることを踏まえ、グループリーグを3月から5月にかけて集中的に行い、準々決勝は6月、準決勝は9月と10月に行われるという少々タイトな日程配置となっている[4]

ステージ ラウンド 第1戦 第2戦 備考
グループリーグ 第1節 2013年3月20日 湘南(Aグループ)、鹿島(Bグループ)試合なし
第2節 2013年3月23日 川崎(Aグループ)、新潟(Bグループ)試合なし
第3節 2013年4月3日 清水(Aグループ)、大分(Bグループ)試合なし
第4節 2013年4月10日 横浜FM(Aグループ)、鳥栖(Bグループ)試合なし
第5節 2013年4月23・24日 磐田(Aグループ)、C大阪(Bグループ)試合なし
第6節 2013年5月15日 甲府(Aグループ)、名古屋(Bグループ)試合なし
第7節 2013年5月22日 大宮(Aグループ)、FC東京(Bグループ)試合なし
決勝トーナメント
準々決勝 2013年6月23日 2013年6月30日 ACL2013出場チーム(広島仙台浦和)の出場
準決勝 2013年9月7日 2013年10月12日
決勝 2013年11月2日

グループリーグ 編集

Aグループ 編集

チーム FMA FRO JUB BEL ARD VEN SSP
1 横浜F・マリノス 6 5 0 1 9 2 +7 15 決勝トーナメント進出 1–0 3–0 0–1
2 川崎フロンターレ 6 3 2 1 8 4 +4 11 2–1 2–0 0–0
3 ジュビロ磐田 6 3 1 2 10 7 +3 10 1–0 1–1 5–1
4 湘南ベルマーレ 6 2 1 3 4 6 −2 7 0–1 1–1 1–3
5 大宮アルディージャ 6 2 0 4 7 11 −4 6 0–2 1–3 2–3
6 ヴァンフォーレ甲府 6 1 2 3 6 9 −3 5 0–2 1–3 0–1
7 清水エスパルス 6 1 2 3 6 11 −5 5 1–2 0–1 1–1
出典: 順位表, 戦績表
順位の決定基準: レギュレーション

第2節 2013年3月23日 ジュビロ磐田 5 - 1 清水エスパルス ヤマハスタジアム, 磐田  
13:00 金園英学   6分
松浦拓弥   21分
山崎亮平   69分75分90分
公式記録 石毛秀樹   86分 観客数: 10,690人
主審: 東城穣






Bグループ 編集

チーム CRZ ANT TOK GRA TRI SAG ALB
1 セレッソ大阪 6 4 1 1 10 7 +3 13 決勝トーナメント進出 2–1 2–1 2–1
2 鹿島アントラーズ 6 4 0 2 8 7 +1 12 2–4 1–0 1–0
3 FC東京 6 2 3 1 7 5 +2 9 0–0 0–0 2–1
4 名古屋グランパス 6 2 3 1 6 5 +1 9 1–1 1–1 2–1
5 大分トリニータ 6 1 3 2 6 7 −1 6 1–2 0–1 0–0
6 サガン鳥栖 6 1 1 4 6 8 −2 4 1–2 2–3 2–0
7 アルビレックス新潟 6 1 1 4 6 10 −4 4 2–1 1–2 1–1
出典: 順位表, 戦績表
順位の決定基準: レギュレーション

第2節 2013年3月23日 大分トリニータ 1 - 2 セレッソ大阪 大分銀行ドーム, 大分  
13:00 丸谷拓也   64分 公式記録 南野拓実   1分
山口螢   75分
観客数: 6,957人
主審: 飯田淳平
第2節 2013年3月23日 鹿島アントラーズ 2 - 4 FC東京 カシマサッカースタジアム, 鹿嶋  
16:00 大迫勇也   28分
ダヴィ   78分
公式記録 渡邉千真   45+1分
ルーカス   57分
李忠成   77分
東慶悟   81分
観客数: 11,839人
主審: 山本雄大

第3節 2013年4月3日 FC東京 0 - 0 名古屋グランパス 味の素スタジアム, 調布  
19:04 公式記録 観客数: 9,900人
主審: 松尾一

第4節 2013年4月10日 セレッソ大阪 2 - 1 FC東京 長居スタジアム, 大阪  
19:05 柿谷曜一朗   55分
シンプリシオ   69分
公式記録 李忠成   61分 観客数: 7,296人
主審: 窪田陽輔

第5節 2013年4月24日 大分トリニータ 0 - 0 FC東京 大分銀行ドーム, 大分  
19:00 公式記録 観客数: 4,623人
主審: 飯田淳平

第6節 2013年5月15日 セレッソ大阪 2 - 1 サガン鳥栖 キンチョウスタジアム, 大阪  
19:05 丸橋祐介   72分
南野拓実   86分
公式記録 金井貢史   1分 観客数: 6,941人
主審: 窪田陽輔

第7節 2013年5月22日 サガン鳥栖 2 - 3 大分トリニータ ベストアメニティスタジアム, 鳥栖  
19:00 池田圭   28分
野田隆之介   71分
公式記録 丸谷拓也   59分83分87分 観客数: 4,322人
主審: 佐藤隆治

決勝トーナメント 編集

準々決勝、準決勝については、トーナメント表上側のチームが2戦目ホームとなる。

準々決勝 準決勝 決勝
                   
6月23日・6月30日        
 浦和レッズ 3
9月7日・10月12日
 セレッソ大阪 1  
 浦和レッズ (a) 3
6月23日・6月30日
   川崎フロンターレ 3  
 ベガルタ仙台 3
11月2日
 川崎フロンターレ 5  
 浦和レッズ 0
6月23日・6月30日
   柏レイソル 1
 横浜F・マリノス 5
9月7日・10月12日
 鹿島アントラーズ 1  
 横浜F・マリノス 2
6月23日・6月30日
   柏レイソル 4  
 柏レイソル (a) 2
 サンフレッチェ広島 2  

準々決勝 編集

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
浦和レッズ 3 - 1 セレッソ大阪 2 - 0 1 - 1
ベガルタ仙台 3 - 5 川崎フロンターレ 1 - 2 2 - 3
横浜F・マリノス 5 - 1 鹿島アントラーズ 2 - 0 3 - 1
柏レイソル 2 - 2 (a) サンフレッチェ広島 2 - 1 0 - 1

第1戦 編集





第2戦 編集





準決勝 編集

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
浦和レッズ 3 - 3 (a) 川崎フロンターレ 2 - 3 1 - 0
横浜F・マリノス 2 - 4 柏レイソル 0 - 4 2 - 0

第1戦 編集


2013年9月7日
18:00
川崎フロンターレ 3 - 2 浦和レッズ
レナト   67分
大久保嘉人   79分80分
公式記録 興梠慎三   45分47分
等々力陸上競技場, 川崎
観客数: 19,193人
主審: 木村博之

第2戦 編集



決勝 編集

10年ぶり2回目の優勝を狙う浦和レッズと、初優勝を果たした1999年以来14年ぶりの決勝進出となった柏レイソルの対戦となった。AFCチャンピオンズリーグ出場クラブ同士の対戦は、ACL出場クラブは原則グループリーグ免除という現在のレギュレーションとなってからは初めてとなる。

試合は序盤から浦和がボール支配率を高めてチャンスを窺い、柏が堅守からのカウンターを狙う展開となったが、前半アディショナルタイムに柏がDF藤田優人のクロスをFW工藤壮人が頭で合わせて先制。この1点を守りきった柏が14年ぶり2度目の優勝を果たし、3シーズン連続となる国内3大タイトル獲得となった。

なお、試合会場の国立霞ヶ丘陸上競技場は、(新)国立競技場への建て替えのために翌2014年夏から順次取り壊しされることが決まっており、この会場で行なわれる決勝戦は今回が最後となった(2014年大会以降の決勝戦は埼玉スタジアム2002を使用)。


浦和レッズ
GK 01   山岸範宏
DF 46   森脇良太   30分
DF 04   那須大亮
DF 05   槙野智章
MF 14   平川忠亮   69分
MF 22   阿部勇樹 
MF 13   鈴木啓太   77分
MF 03   宇賀神友弥
MF 08   柏木陽介
MF 24   原口元気
FW 30   興梠慎三
控え:
GK 18   加藤順大
DF 02   坪井慶介
DF 17   永田充
DF 06   山田暢久
MF 07   梅崎司
MF 11   関口訓充   69分
MF 10   マルシオ・リシャルデス   77分
   
監督
  ミハイロ・ペトロヴィッチ
柏レイソル
GK 21   菅野孝憲   83分
DF 02   藤田優人   46分
DF 29   谷口博之   26分   76分
DF 03   近藤直也
DF 23   渡部博文
MF 10   レアンドロ・ドミンゲス   77分
MF 28   栗澤僚一 
MF 20   茨田陽生
MF 15   ジョルジ・ワグネル   88分
FW 11   クレオ
FW 09   工藤壮人
控え:
GK 16   稲田康志
DF 05   増嶋竜也   76分
MF 26   太田徹郎   46分
MF 25   小林祐介
MF 14   狩野健太
FW 08   澤昌克
FW 18   田中順也
   
監督
  ネルシーニョ
2013 Jリーグカップ 優勝
柏レイソル
14年ぶり2回目
テレビ中継

表彰 編集

表彰名 選手名 所属クラブ
ニューヒーロー賞   齋藤学 横浜F・マリノス
大会MVP   工藤壮人 柏レイソル

得点ランキング 編集

順位 選手名 クラブ 得点数
1   マルキーニョス 横浜F・マリノス 7
2   ダヴィ 鹿島アントラーズ 5
  興梠慎三 浦和レッズ
4   大久保嘉人 川崎フロンターレ 4
  丸谷拓也 大分トリニータ

脚注 編集

  1. ^ 2013Jリーグヤマザキナビスコカップ 大会方式および試合方式について』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2012年12月18日http://www.j-league.or.jp/release/000/00004847.html2013年2月1日閲覧 
  2. ^ 2013 Jリーグ 日程発表および登録リストについて』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2013年1月10日http://www.j-league.or.jp/release/000/00004860.html2013年2月1日閲覧 
  3. ^ ヤマザキナビスコカップ決勝トーナメント組み合わせ決定!”. J's GOALフォトニュース (2013年5月31日). 2013年6月2日閲覧。
  4. ^ Jリーグ年間日程表 - Jリーグ公式サイト内2013年3月20日閲覧。

関連項目 編集