2017年名古屋市長選挙(2017ねんなごやしちょうせんきょ)は、日本地方自治体である名古屋市執行機関である名古屋市長を選出するために行われた選挙で、2017年4月23日に投開票が行われた[1]

2017年名古屋市長選挙

2013年 ←
2017年4月23日 (2017-04-23)
→ 2021年

投票率 36.90%
 
候補者 河村たかし 岩城正光 太田敏光
政党 無所属 無所属 無所属
得票数 454,837 195,563 20,099
得票率 67.84% 29.17% 3.00%
推薦 減税日本




選挙前市長

河村たかし
無所属

選出市長

河村たかし
無所属

概要 編集

現職の河村たかし地域政党減税日本代表)の任期満了に伴う選挙。

この選挙は、改正された公職選挙法において、選挙権が20歳から18歳に引き下げられてから、初の政令指定都市での市長選となる。

各候補の動き 編集

2016年12月27日に、前副市長弁護士岩城正光記者会見を開き、正式に立候補を表明[2]。なお、岩城は2013年に河村市長の要請で副市長に就任したが、度重なる市長との意見対立により2016年5月に任期途中で解任された。

現職の河村たかしは、2月22日に開会した名古屋市会の所信表明演説の中で3期目を目指して出馬することを正式に表明した[3]

2017年4月には、元自動車会社社員の太田敏光が立候補を届け出た[4]

選挙データ 編集

  • 選挙事由:任期満了
  • 告示日:2017年4月9日
  • 投開票日:2017年4月23日

選挙の争点 編集

出典:[5]

立候補者 編集

(届け出順)

氏名 年齢 党派 現元新 職業・肩書
河村たかし
(かわむら たかし)
68 無所属[6] 名古屋市長(現職)
元衆議院議員
岩城正光
(いわき まさみつ)
62 無所属 元名古屋市副市長
弁護士
太田敏光
(おおた としみつ)
68 無所属 元会社員


選挙結果 編集

現職・河村が4回目の当選を確実にした。投票率は36.90%(前回比:2.45ポイント減)だった[7]。岩城は河村市長と対立する自由民主党公明党民進党日本共産党の各党の市議会議員などから支援を受けたが及ばなかった[8]

開票結果は下記の通り[9]

※当日有権者数:1,835,747人 最終投票率:36.90%(前回比:-2.45pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
河村たかし68無所属454,837票67.84%減税日本推薦
岩城正光62無所属195,563票29.17%
太田敏光68無所属20,099票3.00%
区別開票結果[10]
河村たかし 岩城正光 太田敏光
得票 % 得票 % 得票 %
合計 454,837 67.84% 195,563 29.17% 20,099 3.00%
千種区 32,714 66.57% 14,079 28.65% 2,347 4.78%
東区 16,076 68.34% 7,050 29.97% 399 1.70%
北区 34,194 67.52% 15,621 30.85% 825 1.63%
西区 31,681 70.46% 11,820 26.29% 1,462 3.25%
中村区 26,329 68.37% 11,441 29.71% 742 1.93%
中区 13,696 69.63% 5,464 27.78% 509 2.59%
昭和区 21,151 64.49% 11,024 33.61% 624 1.90%
瑞穂区 22,761 64.97% 10,492 29.95% 1,779 5.08%
熱田区 14,185 66.67% 6,087 28.61% 1,006 4.73%
中川区 40,849 69.46% 16,462 27.99% 1,500 2.55%
港区 25,337 68.95% 10,719 29.17% 689 1.88%
南区 27,172 66.90% 12,085 29.75% 1,359 3.35%
守山区 35,948 68.80% 14,524 27.80% 1,779 3.40%
緑区 52,405 68.95% 20,784 27.35% 2,813 3.70%
名東区 29,393 66.93% 13,549 30.85% 971 2.21%
天白区 30,946 66.40% 14,362 30.82% 1,295 2.78%

出典 編集

外部リンク 編集