UKオープン (UK Open)は、プロフェッショナル・ダーツ・コーポレイション (PDC) が開催するダーツのトーナメントである。 イギリス各地で行われる多くの予選の後、本戦において、無名のアマチュア・プレイヤーも最高峰のプレイヤーと対等にプレイできる革新的なトーナメントで、「ダーツのFAカップ」の異名を持つ。 FAカップのように、各ラウンド後、無作為抽選を行い、次の試合を決定する。 このため、他のトーナメントでは決勝付近で争うプレイヤー達が、早い段階で対戦することもある。

UK Open
概要
開催国 イギリスの旗 イギリス (イングランドの旗 イングランド)
開催地 マインヘッド
会場 Butlins
初開催 2003年
主催団体 PDC
大会種別 Premier (Sky Sports)
テレビ イギリスの旗 Sky Sports HD
インターネット 世界の旗 PDCtv
使用ボード unicorn ECLIPSE PRO
形式 legs
賞金総額 £600,000 (2023)
開催月 6月 (2003–2013)
3月 (2014–)
ナイン・ダート・フィニッシュ
有-TV放送

イングランドの旗 フィル・テイラー (2004, 2005, 2007, 2008)
イングランドの旗 マーヴィン・キング (2010)
スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (2012)
オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン (2016, 2020)
ウェールズの旗 ジョニー・クレイトン (2020)
イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド (2022)

イングランドの旗 マイケル・スミス (2022)
無-TV放送

イングランドの旗 ウェズ・ニュートン (2013)
ポーランドの旗 セバスティアン・ビアレツキ (2021)
オランダの旗 ジツェ・ファン・デル・ヴァル (2021)

スペインの旗 ホセ・フスティシア (2022)
現在のチャンピオン
ベルギーの旗 ディミトリ・バン・デン・バーグ (2024)

UKオープン本戦は、初開催の2003年から2013年までは、毎年6月、ボルトンリーボック・スタジアムで行われていたが、2014年からはマインヘッドバトリンズで行われており、その全セッションは、Sky Sportsにより放映されている。 初回の決勝では、フィル・テイラーが、チャンピオンとなった。 2006年は、レイモンド・ファン・バルネフェルトが、このトーナメントで優勝し、ワールド・ダーツ・フェデレイション (WDF) / ブリティッシュ・ダーツ・オーガナイゼイション (BDO) より移籍してから、初めてタイトルを獲得したトーナメントにもなった。 彼は、決勝でバリー・ベイツに勝利する前に、公開無作為抽選で当時13回ワールド・チャンピオンになっていたフィル・テイラーに当ったが、その試合で見事、テイラーを打ち破っている。

PDC オーダー・オヴ・メリット 編集

このトーナメントは、獲得した賞金額に基づくPDCのワールド・ランキング・システムであるPDC オーダー・オヴ・メリット (PDC OoM) に反映されるSky Sportsのプレミア・イヴェントである。

現在、賞金総額は、ワールド・グランプリと同額で、PDCのイヴェント中、5番目となっているが、プレミア・リーグ・ダーツは、PDC OoMに反映されないため、PDC オーダー・オヴ・メリットへの寄与は、4番目に大きい。

また、Sky Sportsのプレミア・イヴェントには、全て個々にナイン・ダート・フィニッシュの賞金£5,000が設定されている。 達成したプレイヤーがいなければ、次に行われるSky Sportsのプレミア・イヴェントに加えられ、達成されるまで消失することなく積み立て続けられる[1]

このトーナメントの賞金は、以下の通りとなっている[2][3]

優勝 準優勝 準決勝 準々決勝 ラスト
16
ラスト
32
ラスト
64
ラスト
96
ラスト
128
Plelim
Rd
ハイエスト・
チェクアウト
9ダーター 予選 実総額[4] 公称総額
2003 £30,000 £15,000 £7,500 £4,000 £2,000 £1,000 £500 £0 £0 £0 不明 - 8 x £14,000 £236,000 -
2004 £30,000 £15,000 £7,500 £4,000 £2,000 £1,000 £500 £0 £0 £0 不明 [5] 8 x £15,200 £245,600 -
2005 £30,000 £15,000 £7,500 £4,000 £2,000 £1,000 £500 £0 £0 £0 不明 [5] 8 x £15,200 £245,600 -
2006 £30,000 £15,000 £7,500 £4,000 £2,000 £1,000 £500 £0 £0 £0 不明 - 8 x £15,200 £245,600 -
2007 £30,000 £15,000 £8,500 £4,000 £2,000 £1,500 £1,000 £0 £0 £0 不明 £20,000 8 x £20,000 £330,000 [6]£150,000
2008 £35,000 £15,000 £10,000 £5,000 £3,000 £2,000 £1,000 £0 £0 £0 不明 £25,000 8 x £25,000 £403,000 [7]£178,000
2009 £40,000 £20,000 £10,000 £6,000 £4,000 £2,000 £1,000 £0 £0 £0 不明 - 8 x £30,000 £440,000 [8]£200,000
2010 £40,000 £20,000 £10,000 £6,000 £4,000 £2,000 £1,000 £0 £0 £0 不明 £5,000 8 x £31,600 £457,800 [9]£200,000
2011 £40,000 £20,000 £10,000 £6,000 £4,000 £2,000 £1,000 £0 £0 £0 不明 - 8 x £35,000 £480,000 -
2012 £40,000 £20,000 £10,000 £6,000 £4,000 £2,000 £1,000 £0 £0 £0 不明 - 8 x £34,600 - £200,000
2013 £40,000 £20,000 £10,000 £6,000 £4,000 £2,000 £1,000 £0 £0 £0 不明 - 8 x £34,600 - £200,000
2014 £50,000 £25,000 £12,500 £7,500 £5,000 £3,000 £1,000 £0 £0 £0 不明 - 6 x £50,000 - £250,000
2015 £60,000 £30,000 £17,000 £10,000 £5,000 £3,000 £1,500 £0 £0 £0 不明 - 6 x £50,000 - £300,000
2016 £60,000 £30,000 £17,000 £10,000 £5,000 £3,000 £1,500 £0 £0 £0 不明 £10,000 6 x £60,000 - £300,000
2017 £70,000 £35,000 £17,500 £11,500 £6,500 £3,500 £1,750 £0 £0 £0 不明 - 6 x £60,000 - £350,000
2018 £70,000 £35,000 £17,500 £11,500 £6,500 £3,500 £1,750 £0 £0 - 不明 - 6 x £60,000 - £350,000
2019 £100,000 £40,000 £20,000 £12,500 £7,500 £4,000 £2,000 £1,000 £0 £0 不明 - - - £450,000
2020 £100,000 £40,000 £20,000 £12,500 £7,500 £4,000 £2,000 £1,000 £0 £0 不明 - - - £450,000
2021 £100,000 £40,000 £20,000 £12,500 £7,500 £4,000 £2,000 £1,000 £0 £0 不明 - - - £450,000
2022 £100,000 £40,000 £20,000 £12,500 £7,500 £4,000 £2,000 £1,000 £0 £0 不明 - - - £450,000
2023 £110,000 £50,000 £30,000 £15,000 £10,000 £5,000 £2,500 £1,500 £1,000 £0 不明 - - - £600,000
2024 £110,000 £50,000 £30,000 £15,000 £10,000 £5,000 £2,500 £1,500 £1,000 £0 不明 - - - £600,000

なお、この賞金総額は、WDF/BDOの賞金額が最も多いイヴェントであるBDO ワールド・プロフェッショナル・ダーツ・チャンピオンシップス (レイクサイド) を超えている。

2011年における他のトーナメントとの比較は、次の通りである[1][10][11]

団体 大会 公称総額 実総額[12] 優勝 準優勝 準決勝 準々決勝 ラスト
16
ラスト
32
ラスト
64
9ダーター ハイエスト・
チェクアウト
予選
2011 PDC UKオープン £200,000 £480,000+ £40,000 £20,000 £10,000 £6,000 £4,000 £2,000 £1,000 - 不明 £280,000
2011 PDC ヨーロピアン・チャンピオンシップ £200,000 £200,000 £50,000 £20,000 £10,000 £6,000 £4,000 £2,000 - 未確定 不明 -
2011 PDC ワールド・マッチプレイ £400,000 £400,000+ £100,000 £50,000 £25,000 £15,000 £75,000 £5,000 - 未確定 不明 -
2011 WDF
(BDO)
レイクサイド (メンズ) £329,000 £261,000 £100,000 £30,000 £11,000 £6,000 £4,250 £3,000 - - £3,000 £0
2011 レイクサイド (ウィメンズ) £16,000 £10,000 £2,000 £1,000 £500 - - - - £0

本戦の日程・会場・放送など 編集

本戦の日程、会場、タイトル・スポンサー、テレビ放送などの情報は、以下の通りである[2][3]

なお、テレビでは、全課程が生放送されている[9]

開始日 終了日 開催日数 会場 スポンサー 使用ボード テレビ放送
2003 2003年5月30日 (金) 2003年6月1日 (日) 3 リーボック・スタジアム (ボルトン) Sky Bet unicorn ECLIPSE Sky Sports
2004 2004年6月4日 (金) 2004年6月6日 (日) 3 リーボック・スタジアム (ボルトン) Budweiser unicorn ECLIPSE Sky Sports
2005 2005年6月10日 (金) 2005年6月12日 (日) 3 リーボック・スタジアム (ボルトン) Budweiser unicorn ECLIPSE Sky Sports
2006 2006年6月9日 (金) 2006年6月11日 (日) 3 リーボック・スタジアム (ボルトン) Budweiser unicorn ECLIPSE PRO Sky Sports
2007 2007年6月7日 (木) 2007年6月10日 (日) 4 リーボック・スタジアム (ボルトン) Blue Square unicorn ECLIPSE PRO Sky Sports
2008 2008年6月5日 (木) 2008年6月8日 (日) 4 リーボック・スタジアム (ボルトン) Blue Square unicorn ECLIPSE PRO Sky Sports
2009 2009年6月4日 (木) 2009年6月7日 (日) 4 リーボック・スタジアム (ボルトン) Blue Square unicorn ECLIPSE PRO Sky Sports HD
2010 2010年6月3日 (木) 2010年6月6日 (日) 4 リーボック・スタジアム (ボルトン) Rileys Darts Zone unicorn ECLIPSE PRO Sky Sports HD
2011 2011年6月2日 (木) 2011年6月5日 (日) 4 リーボック・スタジアム (ボルトン) Speedy Hire unicorn ECLIPSE PRO Sky Sports HD

形式 編集

出場者の決定 編集

UKオープン本戦に出場するには、以下の方法がある。

PDCプレイヤーの出場者決定戦 編集

プロフェッショナル・ダーツ・プレイヤーズ・アソシエイション (PDPA) のメンバーとなっているプレイヤー (PDCのプレイヤー) の出場者は、年に8回ある出場者決定戦 (2010年からの名称は、UKオープン・クワリファイアーズ / 2009年までは、UKオープン・リージョナル・ファイナル) の総合的な結果により、決定される。 このイヴェントに2回[1] (2010年までは3回) 以上出場し、次に説明するUKオープン・オーダー・オヴ・メリットの最終的な結果において、上位96名に入るという2つの条件を満たせば、本戦に出場できる。 同点の場合、本戦出場条件の96位は、区別なく全員出場できるが、より後のラウンドからの開始条件を得られる32位と64位は、カウントバック方式を採用し、同点を解消している[13]。 試合形式は、2009年から全てベスト・オヴ・11・レッグズとなっており、それまでは、ベスト・オヴ・5・セッツ (各セットは、ベスト・オヴ・3・レッグズ) であった[14]

多くのプレイヤーが、全8回とも参加する中、フィル・テイラーのように、規定の最低回数で本戦の出場を決めても問題ないが、規定の最低回数に満たないと、上位96位以内に入ったとしても、2010年のレイモンド・ファン・バルネフェルトのように、本戦に出場できないので、注意が必要である[15]

UKオープン・オーダー・オヴ・メリット 編集

UKオープン・オーダー・オヴ・メリットとは、2018年まで、UKオープン本戦に出場するPDCプレイヤーを決定するのに用いられていたUKオープン専用のオーダー・オヴ・メリットである。

このイヴェントには、イギリス全土で毎年8回開催されるPDCプレイヤーの出場者決定戦があり(2014~2018年は年6回)、そこで獲得した賞金が、このオーダー・オヴ・メリットに反映される。

この予選の賞金額は、以下のようになっている。 なお、PDC ProTourプレイヤーズ・チャンピオンシップにおける2011年における賞金額の設定も、この出場者決定戦と同じである[16][17][18][19][13][1]

賞金総額 優勝 準優勝 準々決勝 ラスト8 ラスト16 ラスト32 ラスト64 9ダーター[20]
2003 £14,000 £4,000 £2,000 £800 £400 £200 £100 £50 不明
2004 £15,200 £4,000 £2,000 £1,000 £500 £250 £100 £50 不明
2005 £15,200 £4,000 £2,000 £1,000 £500 £250 £100 £50 不明
2006 £15,200 £4,000 £2,000 £1,000 £500 £250 £100 £50 不明
2007 £20,000 £5,000 £2,500 £1,250 £600 £300 £150 £75 £400
2008 £25,000 £6,000 £3,000 £1,600 £800 £400 £200 £100 £400
2009 £30,000 £6,000 £3,000 £1,500 £800 £400 £300 £200 £400
2010 £31,600 £6,000 £3,000 £1,500 £1,000 £500 £200 £100 £400
2011 £35,000 £6,000 £3,000 £2,000 £1,000 £600 £400 £200 £400
2012 £34,600 £6,000 £3,000 £2,000 £1,000 £600 £400 £200 -
2013 £34,600 £6,000 £3,000 £2,000 £1,000 £600 £400 £200 -
2014 £50,000 £10,000 £5,000 £2,500 £1,500 £1,000 £500 £250 -
2015 £50,000 £10,000 £5,000 £2,500 £1,500 £1,000 £500 £250 -
2016 £60,000 £10,000 £5,000 £2,500 £2,000 £1,500 £750 £250 -
2017 £60,000 £10,000 £5,000 £2,500 £2,000 £1,500 £750 £250 -
2018 £60,000 £10,000 £5,000 £2,500 £2,000 £1,500 £750 £250 -

この予選の賞金額 (賞金総額、優勝賞金、準優勝賞金) は、WDF/BDOの3番目に大きいトーナメントであるダッチ・グランド・マスターズを、超えている。

団体 大会 賞金総額[21] 優勝 準優勝
2010 PDC UKオープン出場者決定戦 £31,600 £6,000 £3,000
2010 WDF ダッチ・グランド・マスターズ €33,500 €5,000 €2,500

一般の出場者決定戦 編集

一般の出場者決定戦は、予選とリージョナル・ファイナルズで構成されている。 2010年からの会場は、同年のタイトル・スポンサーにもなっていたレリーズの最新Darts Zonesを持つ店舗となり、2011年は、32店舗となった。

試合形式は、ベスト・オヴ・5・レッグズ、エントリーは£5で、2つ以上のエントリーも可能である[22]

2010年は、3500人を超えるプレイヤーが集まり、店舗によってはプレイヤーが入りきらないことが予想されたため、12店舗が12時からと18時からの2回に分けてセッションを行った。 その結果、各セッションにおいて、ラスト32のプレイヤーが、各リージョナル・ファイナルに進め、そこでの優勝者が、UKオープンの本戦に出場できるようになった[23]

歴代の予選に使われた店は、以下の通りである[24][25][26][27][28]

会場
2003 不明
2004 不明
2005 不明
2006 Greene King
2007 Punch Taberns
2008 Holsten
2009 Holsten
2010 Rileys Darts Zones
2011 Rileys Darts Zones

なお、こちらの参加対象となっているのは、アマチュアだけではなく、WDF/BDOのプロフェッショナル・プレイヤーや、過去にPDPAのメンバーであったプレイヤーなども含まれており、2010 グランド・スラム・オヴ・ダーツのチャンピオンであるスコット・ウェイツや、2008 BDO ワールド・プロフェッショナル・ダーツ・チャンピオンシップスのウィメンズ・チャンピオンであるPDC移籍前のアナスタシア・ドブロミスロワが、こちらから本戦に出場したこともある[29][30]

しかし、2011年について、2009年1月1日以降PDPAのメンバーになったことのあるプレイヤーは、このトーナメントに参加できない[31]

本戦 編集

本戦の形式は、以下の通りである。 第0ラウンド (Preliminary Round) は、PDCプレイヤーの予選通過者が同点により人数が増えるなど、予定よりも人数が増えた場合に人数を調整するために行われるラウンドで、第1ラウンドと同時進行で行われる。 以前は全て無作為抽選により、対戦相手が決められていたが、2007年より連続対戦を避けるため、準々決勝から対戦表が導入されている。

曜日 ラウンド レッグズ
(ベスト・オヴ)
プレイヤー その他
0 7 UKオープン・オーダー・オヴ・メリットの上位64名以外のプレイヤーから無作為抽選 この3つは、開催前に無作為抽選となる。

第0、1ラウンドは同時に行われ、これらの終了後に第2ラウンドが行われる。

1 7 第0ラウンドの抽選に外れたプレイヤー + 第0ラウンド勝者
2 7 UKオープン・オーダー・オヴ・メリットの33位から64位 + 32人の第1ラウンド勝者
3 17 UKオープン・オーダー・オヴ・メリットの上位32名 + 32人の第2ラウンド勝者 第2ラウンド終了後に、公開無作為抽選により決定される。
4 17 ラスト32 第3ラウンド終了後に、公開無作為抽選により決定される。
5 17 ラスト16 第4ラウンド終了後に、公開無作為抽選により決定される。
準々決勝 19 ラスト8 準々決勝からは、対戦表が導入される。
準決勝 19 ラスト4
決勝 21 ラスト2

結果 編集

優勝 (決勝平均) Score 準優勝 (決勝平均) 賞金 スポンサー 会場
総額 優勝 準優勝
2003   フィル・テイラー (98.03) 18–8   シェイン・バージェス (91.36) £124,000 £30,000 £15,000 スカイ・ベット リーボック・スタジアム, ボルトン
2004   ローランド・ショルテン (89.49) 11–6   ジョン・パート (85.98) バドワイザー
2005   フィル・テイラー (96.80) 13–7   マーク・ウォルシュ (84.52)
2006   レイモンド・ファン・バルネフェルト (91.51) 13–7   バリー・ベイツ (82.98)
2007   レイモンド・ファン・バルネフェルト (94.99) 16–8   ヴィンセント・ファン・デル・フォールト (88.76) £150,000 ブルー・スクエア
2008   ジェームズ・ウェイド (94.65) 11–7   ゲイリー・モーソン (87.33) £178,000 £35,000
2009   フィル・テイラー (100.81) 11–6   コリン・オズボーン (93.24) £200,000 £40,000 £20,000
2010   フィル・テイラー (97.71) 11–5   ゲイリー・アンダーソン (92.41) ライリーズ・ダーツ・ゾーン
2011   ジェームズ・ウェイド (96.25) 11–5   ウェズ・ニュートン (88.51) Speedy Hire
2012   ロバート・ソーントン (95.44) 11–5   フィル・テイラー (98.58)
2013   フィル・テイラー (107.04) 11–4   アンディ・ハミルトン (97.95)
2014   エイドリアン・ルイス (109.13) 11–1   テリー・ジェンキンス (93.15) £250,000 £50,000 £25,000 コーラル バトリンズ・マインヘッド, マインヘッド
2015   マイケル・ヴァン・ガーウェン (98.43) 11–5   ピーター・ライト (99.33) £300,000 £60,000 £30,000
2016   マイケル・ヴァン・ガーウェン (106.68) 11–4   ピーター・ライト (98.33)
2017   ピーター・ライト (100.55) 11–6   ガーウィン・プライス (97.78) £350,000 £70,000 £35,000
2018   ゲイリー・アンダーソン (95.71) 11–7   コリー・カドビー (99.78)
2019   ネーザン・アスピナル (88.72) 11–5   ロブ・クロス (84.79) £450,000 £100,000 £40,000 Ladbrokes
2020   マイケル・ヴァン・ガーウェン (101.42) 11–9   ガーウィン・プライス (99.16)
2021   ジェームズ・ウェイド (102.52) 11–5   ルーク・ハンフリーズ (97.95) マーシャル・アリーナ, ミルトン・キーンズ
2022   ダニー・ノッパード (84.82) 11–10   マイケル・スミス (90.33) Cazoo バトリンズ・マインヘッド, マインヘッド
2023   アンドリュー・ギルディング (95.46) 11–10   マイケル・ヴァン・ガーウェン (96.74) £600,000 £110,000 £50,000
2024   ディミトリ・バン・デン・バーグ (95.18) 11–10   ルーク・ハンフリーズ (96.07) Ladbrokes

ナイン・ダート・フィニッシュ 編集

UKオープンで達成されたナイン・ダート・フィニッシュは、以下の通りである[32]

日付 プレイヤー ラウンド レッグ 対戦相手 方法 賞金 レフェリー コメンテイター
2004 2004/6/5 (土)   フィル・テイラー 4 7   マット・チャップマン T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 バドワイザー501本 ブルース・スペンドリー ストゥーアト・パイク
ジョン・グウェン
2005 2005/6/12 (日)   フィル・テイラー 準決勝 6   ローランド・ショルテン T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 バドワイザー501本 ブルース・スペンドリー デイヴ・レァニング
ジョン・グウェン
2007 2007/6/9 (土)   フィル・テイラー 5 12   ウェズ・ニュートン T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 £20,000 ラス・ブレイ ジョン・グウェン
ロッド・ハリントン
2008 2008/6/7 (土)   フィル・テイラー 4 9   ジェイミー・ハーヴェイ T20 x 3; T20 x 2, T19; T20 x 2, D12 £25,000 ラス・ブレイ ジョン・グウェン
ロッド・ハリントン
2010 2010/6/5 (土)   マーヴィン・キング 1 10   ゲイリー・アンダーソン T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 £5,000 ジョージ・ノーブル ジョン・グウェン
ロッド・スタッド
2012 2012/8/6   ゲイリー・アンダーソン 3 3   デイビー・ドッズ T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 不明 ラス・ブレイ 不明
2013 不明   ウェズ・ニュートン 6 不明   エイドリアン・ルイス T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 不明 不明 不明
2016 2016/3/5   マイケル・ヴァン・ガーウェン 4 10   ロブ・クロス T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 不明 ラス・ブレイ 不明
2020 2020/3/7   ジョニー・クレイトン 6 12   クリス・ドビー T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 不明 ポール・ヒンクス 不明
2020/3/8   マイケル・ヴァン・ガーウェン 準決勝 不明   ダリル・ガーニー T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 不明 ヒュー・ウェア 不明
2021 2021/3/5   セバスティアン・ビアレツキ 1 不明   ジム・マキューアン T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 不明 不明 不明
2021/3/5   ジツェ・ファン・デル・ヴァル 2 不明   セバスティアン・ビアレツキ T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 不明 不明 不明
2022 2022/3/4   ホセ・フスティシア 3 不明   アダム・ゴーラス T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 不明 不明 不明
2022/3/5   ジェームズ・ウェイド 6 8   ボリス・カリチュマー T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 不明 ラス・ブレイ 不明
2022/3/5   マイケル・スミス 6 7   メンサー・スルホビック T20 x 3; T20 x 3; T20, T19, D12 不明 カーク・ベビンズ 不明

UKオープンの出場者決定戦 編集

UKオープンの本戦ではないが、出場者決定戦 (リージョナル・ファイナルズ) においても、ナイン・ダート・フィニッシュが、達成されている。 この予選は、テレビ中継されていない[32]


ハイエスト・チェクアウト 編集

プレイヤー 数字
2003   シェイン・バージェス
  デイブ・スミス
170
2004   フィル・テイラー 170
2005 不明 不明
2006 不明 不明
2007   コリン・オズボーン 170
2008 不明 不明
2009 不明 不明
2010   フィル・テイラー 167
2011 不明 不明
2012 不明 不明
2013   フィル・テイラー 167
2014 不明 不明
2015   マイケル・ヴァン・ガーウェン
  キム・ハイブレクト
170
2016   マイケル・ヴァン・ガーウェン x 4
  アラン・ノリス
  ジェイミー・ケーブン
170
2017   ダリル・ガーニー
  キム・ハイブレクト
167
2018   マイケル・ラズトヴィッツ
  ダリル・ガーニー
  スティーブ・ウェスト
170
2019   ネーザン・アスピナル x 2
  メンサー・スルホビック
  ライアン・サール
  マイケル・ヴァン・ガーウェン
170
2020   ディミトリ・バン・デン・バーグ
  マイケル・ヴァン・ガーウェン
170
2021   ヘルト・ネンチェス
  クリス・ドビー
  グレン・デュラント
  マイケル・スミス
  デボン・ピーターセン
170
2022   ロウビー=ジョン・ロドリゲス
  ウィリアム・ボーランド
  イアン・ホワイト
  ガブリエル・クレメンス
  サイモン・ウィットロック
  マイケル・スミス
  ダーク・バン・デュイベンボーデ
170
2023   アダム・ゴーラス
  スティーブ・ビートン
  クリス・ドビー
  ジョー・カレン
  マイケル・ヴァン・ガーウェン x 2
170
2024   ダニエル・クローゼ
  アンディ・ベイテンス
  ケビン・ドゥーツ
  ルーク・リトラー
170

記録 編集

最多優勝 編集

最多決勝出場 編集

最多出場 編集

最多勝利 編集

  • 57   フィル・テイラー (7回: 2013; 6回: 2003, 2005, 2009, 2010; 5回: 2012; 4回: 2016; 3回: 2004, 2006 - 2008, 2015; 2回: 2011)
  • 48   ジェームズ・ウェイド (8回: 2011; 6回: 2008, 2013, 2021; 3回: 2010, 2022; 2回: 2004 - 2005, 2014 - 2015, 2019 - 2020; 1回: 2003, 2007, 2012, 2018)

不敗記録 編集

ナイン・ダート・フィニッシュ 編集

PDCプレイヤーの出場者決定戦における優勝回数 編集

以下は、2018 UKオープン終了時点までの優勝回数が、反映されている[16]

最高対戦平均値 編集

2024年までの最高は、フィル・テイラーの118.66である。

平均値 選手 対戦相手 ラウンド
118.66   フィル・テイラー   ケビン・ペインター 2010 ラスト32
115.62   フィル・テイラー   マーク・ローレンス 2009 準々決勝
115.51   フィル・テイラー   ケン・マザー 2009 ラスト32
114.91   マイケル・ヴァン・ガーウェン   キム・ハイブレクト 2015 ラスト16
114.54   フィル・テイラー   ウェズ・ニュートン 2008 ラスト16
113.05   フィル・テイラー   デニス・オーブンズ 2010 準決勝
111.67   フィル・テイラー   ヴィンセント・ファン・デル・フォールト 2015 ラスト16
110.88   ピーター・ライト   レイモンド・ファン・バルネフェルト 2017 準々決勝
110.81   マイケル・ヴァン・ガーウェン   ロブ・クロス 2020 準々決勝
110.72   フィル・テイラー   ロニー・バクスター 2012 ラスト16

最高大会平均値 編集

2024年までの最高は、フィル・テイラーの107.82 (2015) である。

平均値 選手 結果
107.82   フィル・テイラー 2015 準々決勝
107.38   フィル・テイラー 2009 チャンピオン
106.81   フィル・テイラー 2010 チャンピオン
106.43   フィル・テイラー 2013 チャンピオン
105.57   マイケル・ヴァン・ガーウェン 2015 チャンピオン

参照・脚注 編集

  1. ^ a b c d Revised PDC ProTour Rules PDC
  2. ^ a b UK Open Darts Database
  3. ^ a b c d UK Open Mastercaller
  4. ^ 実際に支払われた賞金の合計。ただし、不明の項目を£0としている。
  5. ^ a b バドワーザー501ボトル
  6. ^ Blue Square UK Open NetZone (2007) PDC
  7. ^ Blue Square UK Open NetZone (2008) PDC
  8. ^ Blue Square UK Open NetZone (2009) PDC
  9. ^ a b Rileys Darts Zones UK Open NetZone (2010) PDC
  10. ^ Lakeside World Professional Darts Championships (Men's) Darts Database
  11. ^ Lakeside World Professional Darts Championships (Women's) Darts Database
  12. ^ 2011年に開催されたPDCのトーナメントにおけるハイエスト・チェクアウトの賞金額は不明なため、それ以外の実際に支払われた額の合計。
  13. ^ a b 2010 Order of Merit Explanation PDC
  14. ^ Players Championship Format Changes PDC
  15. ^ 2010 UK Open Order of Merit PDC
  16. ^ a b Darts Event Calendar Darts Database
  17. ^ 2007 PDC Order of Merit Explanation PDC
  18. ^ 2008 PDC Order of Merit Explanation PDC
  19. ^ 2009 Blue Square UK Open South-East Rejional Final PDC
  20. ^ PDC ProTourのイヴェント (UKオープンの出場者決定戦とプレイヤーズ・チャンピオンシップ) には、個々にナイン・ダート・フィニッシュの賞金が設定されている。 達成したプレイヤーがいなければ、次に行われるPDC ProTourのイヴェントに加えられ、達成されるまで消失することなく積み立て続けられる。 なお、2006年以前は不明なため、賞金総額に含まれていない。
  21. ^ 2010年のUKオープン出場者決定戦におけるハイエスト・チェクアウトの賞金額は不明なため、それ以外の実際に支払われた賞金額の合計。
  22. ^ Darts Open Intro Rileys
  23. ^ Huge Turnout For Qualifiers PDC
  24. ^ Greene King Qualifiers PDC
  25. ^ Blue Square UK Open - Punch Taverns Qualifiers PDC
  26. ^ Blue Square UK Open Holsten Qualifiers PDC
  27. ^ Holsten Pub Qualifiers Information
  28. ^ Rileys Host UK Open Qualifiers PDC
  29. ^ Waites Among Holsten Qualifiers PDC
  30. ^ Anastasia Wins Holsten Qualifier Spot PDC
  31. ^ UK OPEN QUALIFIERS -THE ROAD TO THE REEBOK- (2011) Rileys
  32. ^ a b 9 DART CLUB PDPA
  33. ^ a b PDC Roll of Honour PDC

外部リンク 編集