WiLL (雑誌)

月刊WiLL
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 ワック・マガジンズ
編集長 花田紀凱
刊行期間 2004年11月 - 現在
ウェブサイト http://web-wac.co.jp/magazine/

月刊WiLL(マンスリーウィル)は、ワック・マガジンズが発行する、日本の月刊誌である。2004年11月に創刊した。編集長は創刊時から花田紀凱が務めている。

概要

朝日新聞をはじめとする国内左派や中国韓国北朝鮮・などの“反日”的傾向のある国家に批判的な記事が中心で、右派系雑誌との評価が定着している。花田がいた週刊文春よりもさらに大きく右派的な路線を採用している。これは近年売上を伸ばしていた右派系雑誌の諸君!正論SAPIOVoiceに続くものであり、日中戦争以後日本国憲法施行により消滅するまでの大日本帝国を肯定的に評価している点で共通している。「朝日は腐っている!」(2005年11月号)などといった、刺激的かつ挑発的な特集名も目立ち、自由民主党の、中でも安倍晋三など一般に「タカ派」と考えられている政治家を肯定し、小沢一郎など民主党の政治家に批判的である点で一貫している(2011年5月号では東日本大震災を「民主党政権ゆえに天が怒った」とした)。創刊からしばらくは公明党創価学会を主題とする記事は無かったが、2008年8月号に矢野絢也福本潤一が創価学会に関する記事を寄せた。

2012年福島第一原子力発電所事故の前まで、電気事業連合会のカラー広告が雑誌の中央ページを占め、原子力発電所のPR記事を掲載していた。事故後は広告の出稿はなくなったが、2012年4月号では、 事故をきっかけに広がった原子力撤廃論に対抗し、『原発興国論』なる特集を組んでいる。

また、活字媒体としては極めて珍しく新聞再販制度及び特殊指定の廃止を推進するスタンスを取っており、首都圏にある同じ新聞の販売店でも既に価格差が発生していることや、東京新聞が山間部の読者から正規の購読料に加えて送料を別途徴収していたことを告発する記事を掲載している。

創刊当時から朝日新聞を執拗なまでに批判しているため朝日新聞から「特別割引料金での広告掲載」を拒絶されている(一方、朝日新聞は『正論』の広告を、産経新聞社との過去の取り決めから破格の割引料金で掲載している)。

学者やジャーナリスト、在野の研究者からの文章を広く受ける『世界』に比べ、執筆者が固定している傾向があり、またその多くが「評論家」を称する。渡部昇一は、創刊以来全号に論文を寄せている。また、保守とは相容れない立場である爆笑問題太田光による[1]連載も存在する(ただし、内容は思想的なものではなく、時事ネタの漫才)。かつては、やはり思想を異にしながら、花田と岡留安則との個人的親交から、岡留や高橋春男(岡留の『噂の眞相』からの引き継ぎ)の連載もあった。

2009年には、別冊として日本を含む東アジア諸国の近現代史を中心に論じる雑誌『歴史通』を創刊(翌2010年、ワック・マガジンズからの独立創刊に移行)。

批判

主な連載

など

主な執筆者

脚注

  1. ^ 名義は「爆笑問題」で田中裕二は漫才の相方として登場するが、実際は太田1人で執筆している(爆笑問題#出版を参照)。
  2. ^ “「WiLL」(2008年7月号)の記事について” (プレスリリース), 宮内庁, (2008年6月9日), http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/taio-h20-0609.html 2010年1月1日閲覧。 
  3. ^ “「WiLL」(2008年8月号)の記事について” (プレスリリース), 宮内庁, (2008年7月10日), http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/koho/taio/taio-h20-0710.html 2010年1月1日閲覧。 
  4. ^ “土井元議長の勝訴確定 月刊誌WiLLで名誉棄損”. 47NEWS (共同通信社). (2009年9月29日). http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092901000840.html 2010年10月30日閲覧。 
  5. ^ 「北朝鮮拉致めぐる月刊誌の名誉毀損で土井元衆院議長の勝訴が確定」 MSN産経ニュース 2009年9月29日[リンク切れ]
  6. ^ 醍醐聰 (2009年8月20日). “雑誌『WILL』の捏造・中傷記事に対して抗議と訂正の申し入れ”. 醍醐聰のブログ. 2010年1月1日閲覧。
  7. ^ 休刊した『噂の眞相』より移行。
  8. ^ 「岡留のコーナーの存在は本誌と相容れない」との読者からの異議を受け2008年3月で終了。
  9. ^ サイゾー』より移行。

関連項目

外部リンク