შ
現行のグルジア文字の25番目、正書法改革前の28番目の文字
შ(グルジア語: შინი、/ʃɪnɪ/)は、現行のグルジア文字の25番目の文字(正書法改正前は28番目)である[1]。
使用
編集ジョージア語では無声後部歯茎摩擦音[ʃ]を表す[2]。記数法では数値900を表す[3]。
ジョージア国内のラズ語でも使用されている。トルコ国内で使用されているラズ語ラテン・アルファベットの「Ş」[4]に対応する。アブハズ語(1937年から1954年まで)[5]およびオセット語(1938年から1954年まで) [6]のグルジア文字表記法でも使用されていたが、現在はキリル文字が主に使われ、アブハズ語で「Шь」と、オセット語で「Ш」と記される。
ジョージア語のラテン文字化では「Š」または「Sh」と記す[7]。グルジア語の点字では記号⠱(U + 2831)[8]となる。
字形
編集アソムタヴルリ | ヌスフリ | ムヘドルリ | ムタヴルリ |
---|---|---|---|
筆順
編集符号位置
編集文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Ⴘ | U+10B8 |
- |
Ⴘ Ⴘ |
アソムタヴルリ |
ⴘ | U+2D18 |
- |
ⴘ ⴘ |
ヌスフリ |
Შ | U+1CA8 |
- |
Შ Შ |
ムタヴルリ |
შ | U+10E8 |
- |
შ შ |
ムヘドルリ |
出典
編集- ^ Machavariani, p. 136
- ^ Aronson, Howard Isaac (1990). Georgian: A Reading Grammar. Columbus, OH: Slavica Publishers. p. 18, 20. ISBN 978-0-89357-207-5
- ^ Mchedlidze, II, p. 100
- ^ Description du dialecte laze d'Arhavi (caucasique du sud, Turquie): Grammaire et textes (PDF).
- ^ Из истории письменности в Абхазии.
- ^ История осетинского письма.
- ^ Transliteration of Non-Roman Scripts. Transliteration of Georgian
- ^ UNESCO, World Braille Usage, Third Edition, Washington, D.C. p. 45
- ^ Mchedlidze, I, p. 105
- ^ Mchedlidze, I, p. 107
- ^ Mchedlidze, I, p. 110