–30–
–30–は、北米のジャーナリストによって伝統的に使用される、「話題の終了」を表すフレーズである。一般的にはプレスリリースの終了に用いられる。
このフレーズの由来には諸説ある[1][2]。例えば、アメリカ南北戦争の時代にウエスタンユニオンが用いていた電信略号である92符号で、"30"が通信終了を意味していたことに由来するという説がある[3]。
ケベック州には、ケベックプロジャーナリスト連盟(Fédération professionnelle des journalistes du Québec)が発行する-trente-というジャーナリズム雑誌がある[4](trenteはフランス語で30の意味)。
大衆文化において編集
- -30- - ロサンゼルスの架空の新聞社を舞台とした1959年の映画。ジャック・ウェッブが制作・監督・出演。
- "–30–" - テレビドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』の最終回のタイトル。
- "30" - 『LAW & ORDER:犯罪心理捜査班』のエピソード(邦題は『デッドライン』)。
- 『スーパーマン』で、デイリープラネットの社員がこの署名を使用しなかったことで、そのキャラクターの偽装やマインドコントロールが判明するという筋書きが何度か使われている。
- 1952年の映画『パーク・ロウ』の終わりは新聞『ニューヨーク・グローブ』の発刊に関するものであり、「THE END」の代わりに「THIRTY」という言葉で終了している。
関連項目編集
脚注編集
- ^ Kogan, Hadass (2007年). “So Why Not 29?”. 2010年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月22日閲覧。
- ^ Melton, Rob (2008年). “The Newswriter's Handbook: The Word: origin of the end mark -30-”. Journalism Education Association. p. 9. 2016年5月22日閲覧。
- ^ “WESTERN UNION "92 CODE" & WOOD'S "TELEGRAPHIC NUMERALS"”. Signal Corps Association (1996年). 2008年2月25日閲覧。
- ^ http://www.fpjq.org/le-trente/