あばばばば

芥川龍之介の短編小説

あばばばば』は、芥川龍之介の短編小説。保吉ものと呼ばれる作品群の一つで、実生活に取材した私小説。初出は『中央公論1923年大正12年)12月号。

あばばばば
作者 芥川龍之介
日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 短編小説
発表形態 雑誌掲載
初出情報
初出中央公論1923年12月号
刊本情報
収録 『黄雀風』
出版元 新潮社
出版年月日 1924年7月
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あらすじ 編集

主人公の保吉が行きつけのたばこ屋にたばこを買いに行った所、新しい若い女性の店員がカウンターに座っていたため、これをからかう。女性は大いに恥じ入っていたが、数年して訪れた所、女性の店員が結婚したものと見えて背中の子供をあやしている。あばばばばとあやす所を保吉に見られるも、その様子には恥じた所がなく、またあやし始める。保吉は女性が成長したのだということを感じると共に、以前の恥じ入っていた気品を懐かしく、また女性的に美しかったものと考える。

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