ある子ども
ETV特集「ある子ども」は、2022年2月19日にNHK教育テレビジョンで放送された、ドラマ融合ドキュメント番組[2]である。制作会社分福(代表・是枝裕和)がドラマパートの制作を担当した[2]。
ある子ども | |
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ジャンル | テレビドラマ、ドキュメンタリー |
演出 | 松原翔 |
出演者 | まいきち 他 |
音楽 | 馬場庫太郎 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
制作統括 | 梅原勇樹、村井晶子 |
プロデューサー | 北原栄治、森田直樹 |
制作 | NHK |
放送 | |
放送チャンネル | NHK教育テレビジョン |
放送期間 | 2022年2月19日 |
放送時間 | 23:00 - 23:59 |
放送分 | 60分 |
回数 | 1 |
番組情報 | |
特記事項: 令和4年文化庁芸術祭参加作品[1] |
あらすじ
編集動画配信アプリでダンス動画を配信する、まいと幼馴染の高校生男女。二人はある日、お互いの家でスマートフォンでオンラインゲームの協力プレイを楽しんでいる最中、「アーサー」と名乗る人物の助力を受け、二人はSNSでメッセージをやり取りするようになる。やがて、アーサーはまいに「性的な画像」を要求する。
制作
編集一人の子どもがSNSを通じて、実際の性犯罪にまきこまれるまでを、ドラマとドキュメントをクロスした形で描き出した。実際のSNS性被害に遭った子どもからの取材をそのまま放送することができないため、制作スタッフは子どもの支援団体、精神科医、弁護士などの協力を受け、複数の事例を調査し、少年少女が集まる夜の街の巡回活動に同行して、集まった数々の肉声をもとに、ドラマを構成した[2]。SNSの潜在的な危険性を伝え、出演者の中高生たちが子どもを性被害から守るために大切なことを考える[3]。
主演のまいきちは300人のオーディションの中から選出され、「辛い思いをすることも分かっているが、大人を信じて生きていきたい。この思いが伝わるように」と、また、高田万作は、「配役に子どもたちの心情を細かく載せて撮影した。本当の気持ちは被害者本人にしかわからないが、何か伝わるものがあると良い」とコメントした[2]。