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概要編集

ファンタジイ・アンド・サイエンス・フィクション』誌の1980年8月号に発表された。置き去りにされた電気器具が、自分たちを使ってくれる人間をさがす旅に出るという物語。ローカス賞英国SF協会賞を受賞し、日本では星雲賞の海外短篇部門を受賞した。邦題は、『勇ましいちびの仕立て屋』のもじり。

好評によりアニメ映画化され、続編にあたるTHE BRAVE LITTLE TOASTER GOES TO MARS(邦題『いさましいちびのトースター火星へ行く』)も書かれた。

あらすじ編集

別荘に打ち捨てられた家電たち。ご主人は久しく別荘を訪れる事が無く、電気器具たちは「自宅に家電の新製品を買って、ご主人は自分たちの事なんか忘れてしまったのではないか」と心配する。 ある日、皆は相談して「自分たちのほうから、街に住むご主人に会いに行こう」と決めた。

主な登場キャラクター編集

トースター
電気器具たちの中では、いちばん若い。一度に二枚のトーストを焼く。サンビーム社の製品。
掃除機
電気器具のなかでは年上でリーダー格。若い世代の掃除機を気にしている。フーバー社の製品。
目覚ましラジオ
時計つきなので時間にうるさい。AM専用で、FMを受信できないことを気にしている。
電気毛布
明るい黄色の電気毛布。ドライクリーニングを望んでいる。
卓上スタンド
首が自由に曲がる。貯蓄銀行の出身で、店で売られている器具との違いにときどき悩む。テンソル社の製品。
リス
ハロルドとマージョリーの夫婦。木に引っかかった毛布を助け、お礼としてトースターに木の実を焼いてもらう。
泥棒
旅の途中のトースターたちを拾い、ゴミ捨て場に運ぶ。

主な日本語訳編集

  • 『いさましいちびのトースター』 浅倉久志訳、早川書房〈海外SFノヴェルズ〉、1987年 - イラストは吾妻ひでお
  • 『いさましいちびのトースター』 浅倉久志訳、早川書房〈ハヤカワ文庫SF〉、1996年 - イラストは長崎訓子
  • 『いさましいちびのトースター火星へ行く』 浅倉久志訳、早川書房〈海外SFノヴェルズ〉、1989年 - イラストは吾妻ひでお
  • 『いさましいちびのトースター火星へ行く』 浅倉久志訳、早川書房〈ハヤカワ文庫SF〉、2000年 - イラストは長崎訓子

映画化作品編集

出典・脚注編集

  • 浅倉久志『いさましいちびのトースター』 訳者あとがき