いばらキッス
イチゴの品種
概要 編集
茨城県のイチゴ栽培は日本8位と冬季の重要な野菜となっているが、栽培品種の大部分が栃木県育成のとちおとめであった[1]。静岡県や群馬県など、県独自のイチゴ品種を育成して、ブランド化を行っている事例も多く、茨城県内のイチゴ産地の活性化を目的として品質が優れ、安定生産が可能なイチゴ品種を育成が企画された[1]。
しかしながら、2021年時点では茨城県内のイチゴ生産農家に浸透しているとは言い難い状況で、例えば鉾田市のJAほこた苺部会でいばらキッスをメインとして作っている農家は1割で、変わらずとちおとめが主流である[2]。
系統 編集
とちおとめを種子親、ひたち1号(レッドパール×章姫)を花粉親とする交配組合せの中から、品質や食味に重点を置いた選抜を進めた系統「ひたち4号」を2012年12月28日に「いばらキッス」として登録を行っている[1]。
特徴 編集
とちおとめと比較した場合、以下の様な特徴がある。