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現代グランドピアノにおけるアグラフ(下部の丸い部品)。
アップライトピアノにはアグラフはなく、プレッシャーバーが弦の振動長を決めている。左上から右下: チューニングピン、(赤色 = フェルトきれ)、プレッシャーバー(金属フレームにねじで留められている)、弦(低音の弦の場合は銅線が巻き付けてある)、ダンパー、ハンマー。
イギリス式アクションの概念図。アグラフは18番の部品。

アグラフ: Agraffe、フランス語で留め金を意味するAgrafeからの借用語)は一部のピアノで見られる部品である。アグラフはのチューニングピン端にある弦押さえであり、プレートにねじ込まれている。アグラフには弦を通す穴が開けられている。アグラフは弦をしっかりと固定し、適切な高さを確保し、弦の振動長を決定する。弦は圧力点を作っているアグラフとの間で自由に振動する。

アグラフは主にグランドピアノで使われる。アグラフは1809年にセバスチャン・エラールによって考案された。アグラフはプレッシャーバー(または「カポダストロ」)と同じ機能を有する(1838年にピエール・エラールによって特許が取得され、主にアップライトピアノで使われる)。

質の良いアグラフは通常真鍮製であるが、塗装または電気めっきすることもできる。弦の本数に応じてアグラフの穴は1個から3個の間で変わる。アグラフには2つの異なるサイズ(1/4" および7/32")がある。弦の通る穴は通常皿穴である。アグラフは弦に対して垂直に取り付けられなければならず、薄い真鍮製のくさび(シム)を使ってそれらの高さは調節される。アグラフは取り除くことが困難なこともあり、壊れたアグラフの修理には大抵長期間を要する(特にプレートに食い込んでいた場合)。摩耗した弦穴はブーンという音の原因となることがあり、これはアグラフの弦穴の内部を埋めることで直すことができる。

参考文献編集

  • Good, Edwin. Giraffes, Black Dragons, and Other Pianos. Stanford, Calif.: Stanford University Press, 2001. 9780804745499

関連項目編集