アッガAga)は、古代メソポタミアシュメール初期王朝時代キシュ第1王朝の伝説的なであり、同王朝の最後の王。彼は有名な英雄譚『ギルガメシュとアッガフランス語版』に大英雄ギルガメッシュの宿敵として描かれた、キシュの戦神ザババの化身説がある。

名前編集

アッガの名前はシュメール語であり、初期王朝時代では比較的まれに個人名を証明し、王室のテキストでの彼の識別を発見可能にします。彼の名前はシュメールのステレに登場し、ギャル-ウッキン(「グレートアセンブリオフィシャル」。)

彼の別名であるアッカ(Akka)、アク𒀝(楔形文字𒀝)に言及している出所不明の宝石として表示されます。宝石の顔には4列のテキストがあり、「イナンナの場合、ウンマのアガキング」(𒀭𒈹𒀝𒈗𒄑𒆵𒆠、イナンナak ルガルウンマ)

アク𒀝はおそらく初期王朝時代の綴りでしたアッカの(シュメール語の動詞「作る」の過去の助詞)。問題の名前はシュメールの性器のフレーズとして解釈されます。アッカ(Akka)はおそらく「[神]によって作られた」(ak + Divine Name.ak)を意味します。

アッガに関する伝説編集

アッガは実在が確認されているキシュの王エンメバラゲシの息子であるとされているため、実在の可能性が高いと考えられている王である。シュメール王名表によれば625年間在位したという。

ギルガメシュとアッガフランス語版』と呼ばれる説話では、ウルクギルガメシュに対して降伏するように要求した。ギルガメシュはウルク市の長老達に対応を協議したが、長老達は降伏すべきだと答えた。この結論に反発したギルガメシュは若者達にも対応を尋ねた。すると若者達はキシュと戦うべきであると答え、これに満足したギルガメシュはアッガ王の降伏要求を拒否した。

アッガ王は優勢な兵力を持ってウルク市を包囲したが、ギルガメシュの友人(説話によっては家臣)エンキドゥの流した流言によってキシュ兵は動揺し、ギルガメシュとの戦闘が始まるやいなやキシュ兵は逃げ出してしまいアッガ王はギルガメシュに捕らえられた。

しかしギルガメシュはかつて流浪の最中にアッガに助けられた恩に免じてアッガを解放し、恩を返した。

この説話がどの程度事実を含んでいるのかは議論のある所だが、キシュとウルクの関係を論じる際必ず考えに入れられる話である。またこの説話を元に原始民主制論など、シュメール研究史上重要な論も展開された。

シュメール王名表によれば、アッガ王のあと王権はキシュからウルクに移ったという。

参考文献編集