アトラト川

コロンビア北西部の川

アトラト川(アトラトがわ、スペイン語: Río Atrato)は、コロンビア北西部の。西コルディジェラ山地に源を発し、北に流れウラバ湾(ダリエン湾)に注ぐ。河口は三角州になっている。行政上はチョコ県にあり、途中で二度アンティオキア県との境になる。総延長は650キロで、チョコ県の県都キブド付近が航行上限である。

アトラト川

コルディジェラ山地と海岸山地のあいだの狭隘な峡谷を流れる。主な支流にトルアンド川、スシオ川、ムーリ川などがある。流域にはプラチナの鉱山があり、川の土砂にも砂金が含まれる。

パナマ地峡を通る運河の中継地にする計画が一時期あったが、パナマ運河の開通で立ち消えになった。

流域にロス・カティオス国立公園が設置されている。

参考文献 編集

  •   この記述にはアメリカ合衆国内で著作権が消滅した次の百科事典本文を含む: Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Atrato". Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 2 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 876.