アドルフ・ヒトラー特攻隊

アドルフ・ヒトラー特攻隊(あどるふひとらーとっこうたい : Stoßtrupp Adolf Hitler)は、1923年5月に結成された国家社会主義ドイツ労働者党指導者アドルフ・ヒトラーの護衛部隊である。1923年11月のミュンヘン一揆におけるクーデターに参加し、一揆の失敗後解散された。この後継組織として1925年親衛隊(SS)が結成された。

アドルフ・ヒトラー特攻隊
Stoßtrupp Adolf Hitler
Bundesarchiv Bild 146-1973-026-43, Kapp-Putsch, München.jpg
党集会に向かう特攻隊員 (1923年)
創設 1923年5月
廃止 1923年11月
所属政体 ドイツの旗 ヴァイマル共和政
所属組織 Reichsadler Deutsches Reich (1935–1945).svg 国家社会主義ドイツ労働者党
人員 約100人
所在地 ミュンヘン 褐色館
主な戦歴

第一次世界大戦

ミュンヘン一揆
テンプレートを表示

概要編集

当時、陸軍大尉でナチ党に属していたエルンスト・レーム国軍の「第19迫撃砲中隊(19.Granatwerfer-Kompanie)」から護衛部隊を編成し『突撃隊(Sturmabteilung)』が結成された。

 
髑髏の紋章をあしらった「バルト義勇軍」旗

1923年初頭、ヒトラーは別の小部隊による護衛部隊を結成するように命じた。当初、この部隊はユリウス・シュレックヨーゼフ・ベルヒトルトが指揮を執る8人からなる部隊で構成され、シュレックはプロイセン王国ドイツ帝国で精鋭部隊が使用していたシンボルである「トーテンコップ(Totenkopf)」を当時用いていたドイツ義勇軍にあやかり部隊の記章として用いた。

特攻隊に再編編集

1923年5月、この部隊は『アドルフ・ヒトラー特攻隊 (Stoßtrupp Adolf Hitler)』と改名され隊員はヒトラーの忠実なメンバーからなった。結成当初のメンバーは20人以下の規模であったが、後に隊員数は約100人近くにのぼった 。[1]

1923年11月9日、特攻隊は突撃隊や他の義勇軍などと共にミュンヘン一揆に参加した。一揆の失敗後、ヒトラーは投獄され、突撃隊や特攻隊を含むすべての関連組織は解散された。

主な隊員編集

 
ミュンヘン一揆の裁判における特攻隊主要幹部の集合写真(1924年4月)

脚注編集

[脚注の使い方]

出典編集

  1. ^ Stoßtrupp Hitler, 1923, Paul Hoser.

参考文献編集

  • Flaherty, T. H. (2004) [1988]. The Third Reich: The SS. Time-Life Books, Inc. ISBN 1-84447-073-3 
  • McNab, Chris (2009). The SS: 1923–1945. Amber Books Ltd. ISBN 978-1-906626-49-5 
  • Mitchell, Otis (2008). Hitler's Stormtroopers and the Attack on the German Republic, 1919-1933. McFarland Publishing. ISBN 978-0786477296 
  • Weale, Adrian (2010). The SS: A New History. London: Little, Brown. ISBN 978-1408703045 
  • Wegner, Bernd (1990). The Waffen-SS: Organization, Ideology and Function. Blackwell. ISBN 0-631-14073-5 

関連項目編集