アナクラシス』(Anaclasis)は、クシシュトフ・ペンデレツキが作曲した打楽器チェレスタハープのための管弦楽曲。彼はこの作品で初めてトーン・クラスターを使用した。

概要

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バーデン=バーデン放送局の依頼で1959年から1960年にかけて作曲され、同年10月、ドナウエッシンゲン音楽祭にてハンス・ロスバウト指揮南西ドイツ放送交響楽団により初演された。曲はハインリヒ・シュトローベルに捧げられた。

楽器編成

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ヴァイオリン20、ヴィオラ8、チェロ8、コントラバス6、チェレスタハープピアノクラベス、打楽器1(クシロリンバコンガ2、びんざさら3)、打楽器2(ヴィブラフォンボンゴ2、ベル3)、打楽器3(シンバル2、)、打楽器4(シンバル2、トムトム3、トライアングル)、打楽器5(シンバル2、トムトム3)、打楽器6(ゴングタムタム5、ティンパニ4)

演奏時間

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約9分。

構成

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弦が核となって演奏される第1部と第3部に、打楽器が中心の第2部を挟んだ構造になっている。

参考文献

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脚注

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