アメリカンショートヘア
アメリカンショートヘア(American Shorthair)は、猫の品種。
アメリカンショートヘア | |
---|---|
| |
原産国 | ヨーロッパから北米に伝来 |
各団体による猫種のスタンダード | |
CFA | スタンダード |
TICA | スタンダード |
AACE | スタンダード |
ACFA | スタンダード |
CCA | スタンダード |
17世紀にメイフラワー号でアメリカに上陸したネコの子孫とされる。飼いやすさから日本でも1990年代後半頃より流行し始め、現在ではごく一般的な猫の品種として定着した。『アメショ』『アメショー』という略称で呼ばれることも多い。
身体的特徴編集
中型で大きな脚を持ち運動能力が高い。鼻・口の部分はほぼ四角い形をしており、寒さ、湿気、および表皮負傷からそれらを保護するために硬い毛皮を持つ。毛皮は冬に厚く、春に薄くなる。いずれも同系のブリティッシュショートヘア種より体重が軽いのが特徴。ただし、容易に太る傾向があるため、健康管理に注意を払う必要がある。
個体として完全に成長するのは3-4歳頃だと考えられている。オスはメスよりも大きく、メスのあごはしっかりしている。 平均寿命は12年~13年。人間の78歳~82歳ぐらいの年齢である。
日本で一般的なシルバークラシックタビー(銀地に黒の渦模様)以外にも、非常に多彩な色(白、クリーム色、赤、茶色、青、縞模様など)のバリエーションがある。目、手足の肉球、および鼻の色は身体の色にマッチしている。尻尾は先細り。毛の手入れはさほど必要なく、毛が生え変わる季節に定期的なブラッシングをするだけで、問題なく毛玉の形成を防ぐ事ができる。
性格編集
陽気で賢く好奇心旺盛[1]。遊び好きで、同居人(犬も含む)と仲良く暮らすことが可能。狩りが得意だが、明るく優しい気質で、小さい子供の遊び相手にもなれる。
歴史編集
10世紀ローマ人がヨーロピアンショートヘアをイギリスに持ち込みブリティッシュショートヘアへ名称変更、1620年メイフラワー号によりアメリカ上陸後はドメスティックショートヘアへ名称変更、1966年にアメリカンショートヘアとなった[2]。
脚注 編集
- ^ アメリカン・ショートヘア - ペット図鑑 Asahi Shimbun Digital[and] 2013年7月29日
- ^ 新星出版社「世界の猫図鑑」