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アメリカ海軍の女性達

アメリカ海軍の女性達 (あめりかかいぐんのじょせいたち、英語:Women in the United States Navy)は、アメリカ軍の軍種の一つであるアメリカ海軍に従事する女性達を指す。

解説

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多くの女性が1 世紀以上にわたってアメリカ海軍に勤務している。2020年の時点で、アメリカ海軍には合計69,629人の女性が現役隊員でおり、そのうち11,076人が士官として勤務し、58,553人が入隊している。アメリカ軍の全部門の中で、海軍は現役軍人に占める女性の割合が（アメリカ空軍に次いで）2番目に高く、2020年のアメリカ海軍の女性比率は20％となっている[1]

 
ミシェル・J・ハワード大将は、2014年にアメリカ海軍初の女性四ツ星提督となった。これにより、彼女はアメリカ軍で初めて四ツ星を獲得した黒人女性となった。
 
2023年11月にリサ・フランケッティ大将が初の女性海軍作戦部長および初の女性統合参謀本部メンバーに就任した。

2023年の時点で、アメリカ海軍の特殊部隊であるNavy SEALsの隊員になった女性は一人もいない。2019年にある女性はSEAL士官評価・選考（SOAS）を無事に完了したが、海軍の別の部隊への参加を選択した[2]。彼女は、SOAS の審査プロセスに参加した5人の女性のうちの 1 人であった[3]。

2021年7月に海軍特殊戦（NSW）訓練プログラムを卒業し、特殊戦戦闘艦乗組員（SWCC）となる初の女性が誕生した。SWCC は SEALs やその他の特殊部隊を直接支援しており、秘密の挿入と抽出の特殊作戦戦術の専門家である[4][5]。

2023年11月にアメリカ議会上院は95対1でリサ・フランケッティを海軍作戦部長に承認し、フランケッティは海軍を率い、統合参謀本部に加わる初の女性となった[6]。

歴史

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1970年以降

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アメリカ海軍少将ロビン・ブラウン、海軍募集司令部司令官

1970年代にはアメリカ海軍の女性従事者にとって大きな変化が起こった。 1972年にアレーン・デュアークが海軍初の女性提督に就任した[7][8]。 1976年にはフラン・マッキー海軍少将が、女性として初めて無制限の正規将官として旗階級に任命された。1978年にジョン・シリカ判事はヨナ・オーウェンズ兵曹に有利な判決を下し、コロンビア特別区連邦地方裁判所のオーウェンズ対ブラウン事件において、海軍の女性が艦船に就くことを禁じる法律は違憲であるとの判決を下した[9][10]。その年にアメリカ議会は、アメリカ海軍が支援艦や非戦闘艦の海上勤務に女性を割り当てることを認める、合衆国法典第10編第6015条の改正を承認した[11][12]。1970年代には、女性兵士が水上戦闘や航空の分野に進出し始め、以前は男性だけに開かれていた士官入隊プログラムに参加できるようになり、陸上での指揮官の機会を探り始めた[13]。

スーザン・リヴィングストンは、2003年1月24日から2月7日まで、女性としては初のアメリカ海軍省長官代行を務めた[14]。これは文民職であるが、海軍長官はアメリカ海軍（およびアメリカ海兵隊）の文民監督者であるため、この記事に含めている[15]。

2015年12月にアシュトン・カーター国防長官は、2016年からすべての戦闘職に女性を就かせると述べた[16]。2016年3月にアシュトン・カーター長官は、すべての戦闘職に女性を就かせるための軍部と米特殊作戦軍の最終計画を承認し、軍が「直ちに」女性戦闘兵士の採用を開始することを許可した[17]。

2023年11月にアメリカ合衆国議会上院は95対1の投票でリサ・フランケッティを海軍作戦部長に承認した。これによりフランケッティは海軍作戦部長に就任する初の女性となり、その地位により統合参謀本部初の女性となった[18]。

航空部隊

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1972年、ロザン・ロバーツは海軍初の女性ヘリコプター機長となった。

1973年、海軍長官は女性に対する海軍航空訓練の認可を発表した。ジュディス・ニューファー少尉は飛行訓練に選ばれた最初の女性であった。1974年、海軍は女性パイロットを卒業させた最初の軍隊となり、バーバラ・アレン・レイニー少尉が卒業し、その後、ジュディス・ニューファー、アナ・マリー・フークア、ローズマリー・ブライアント・マリナー、ジェーン・スキルズ・オデア、ジョエレン・ドラッグといった同級生が続いた[19]。

1976年に女性が航空幹部候補生学校（AOCS）に通い始めた[20]。

1979 年に海軍飛行士(NFO) プログラムが女性にも開放された。

また、1979 年には、リン・スプルール中尉が空母搭乗資格を取得した初の女性海軍飛行士となった。

幹部候補生育成

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予備役将校訓練課程（ROTC）は1972年に女性に開放され、1974年にROTCプログラムから最初の女性が任命された。ロードアイランド州ニューポートの女性将校学校（WOS）は1973年に廃止され、将校候補生学校（OCS）の訓練が男性と女性を支援するために統合された。アメリカ海軍兵学校は、他の陸軍士官学校とともに、1976年に初めて女性を受け入れ、1980年に最初の女性卒業生を任命した。 1976年には、航空将校候補生学校（AOCS）にも女性が入学を開始した[21]。

アメリカ海軍の女性の年表

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キャリア

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制服

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身だしなみ

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体力評価ととフィットネスの基準

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海軍の家族生活

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論争

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脚注

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出典

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  1. ^ “「2020 年軍事コミュニティの人口統計プロファイル」”. 2024年3月12日閲覧。
  2. ^ Seck, Hope Hodge (2019年12月11日). “The First Woman Has Made it Through SEAL Officer Screening” (英語). Military.com. 2024年3月12日閲覧。
  3. ^ Seck, Hope Hodge (2019年12月11日). “The First Woman Has Made it Through SEAL Officer Screening” (英語). Military.com. 2024年3月12日閲覧。
  4. ^ “Naval Special Warfare Welcomes CQT Class 115; First Woman Operator” (英語). DVIDS. 2024年3月12日閲覧。
  5. ^ “First Woman Completes Training for Elite U.S. Navy Program”. 2024年3月12日閲覧。
  6. ^ “「上院、テューバービル封鎖周辺でさらに3人の軍幹部を承認」”. 2024年3月12日閲覧。
  7. ^ Tiger, Lionel; Fowler, Heather T. (英語). Female Hierarchies. Transaction Publishers. ISBN 978-1-4128-2353-1. https://books.google.co.jp/books?id=HNIGHx6e8u0C&pg=PA65&redir_esc=y 
  8. ^ Mayne, Richard (2000) (英語). The Language of Sailing. Taylor & Francis. ISBN 978-1-57958-278-4. https://books.google.co.jp/books?id=Fp63wWByImQC&pg=PA5&redir_esc=y 
  9. ^ “Petty Officer 3rd Class Yona Owens”. www.navy.mil. 2024年7月25日閲覧。
  10. ^ “Owens v. Brown, 455 F. Supp. 291 (D.D.C. 1978)” (英語). Justia Law. 2024年7月25日閲覧。
  11. ^ “Women In Military Service For America Memorial”. web.archive.org (2004年3月14日). 2024年7月25日閲覧。
  12. ^ “Historical Timeline”. web.archive.org (2014年10月10日). 2024年7月25日閲覧。
  13. ^ “Navy Personnel Command”. www.mynavyhr.navy.mil. 2024年7月25日閲覧。
  14. ^ “Susan Morrisey Livingstone, First Female Acting Secretary of the Navy” (英語). public1.nhhcaws.local. 2024年7月25日閲覧。
  15. ^ “Secretary of the Navy Mabus to speak to Norfolk business community” (英語). The Virginian-Pilot (2016年10月10日). 2024年7月25日閲覧。
  16. ^ “All Combat Roles Now Open to Women” (英語). NBC News (2015年12月3日). 2024年7月25日閲覧。
  17. ^ https://www.washingtontimes.com/news/2016/mar/11/ash-carter-approves-final-strategy-women-military-/
  18. ^ https://www.washingtonpost.com/politics/2023/11/02/senate-confirms-officers-military-blockade-tuberville/
  19. ^ “Navy Personnel Command”. www.mynavyhr.navy.mil. 2024年7月25日閲覧。
  20. ^ “Navy Personnel Command”. www.mynavyhr.navy.mil. 2024年7月25日閲覧。
  21. ^ “Navy Personnel Command”. www.mynavyhr.navy.mil. 2024年7月25日閲覧。

参考文献

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関連項目

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