アラド県

アラド県（アラドけん、Județul Arad）は、ルーマニア西部・トランシルヴァニア地方の県。県都はアラド。歴史的な地域としては、県の大部分はクリシャナ地方に属し、ティミシュ県に接した南側の一部がバナト地方に入る。

人口統計

人口は410,143人（2021年国勢調査）。民族構成は次のとおり^[1]。

東はアルバ県とフネドアラ県、西はハンガリー、北はビホル県、南はティミシュ県に接する。

県の東部にはアプセニ山脈に属するザランド山地がある。西に向かって標高が低くなり、西部にはパンノニア平原の東部の平原群が広がっている。県の南側をムレシュ川、北部をクリシュル・アルブ川、クリシュル・ネグル川が流れている。

ティミシュ県とともに、ルーマニアでもっとも産業の進んだ地域の1つである。国境のそばにあることから、外国からの投資が多い。おもな産業は、機械、自動車部品、食品、繊維など。

県は1つの都市、9つの町、68の基礎自治体からなる。