アルクマールの聖体の奇跡

アルクマールの聖体の奇跡は、1429年オランダアルクマールで起こったとされる聖体の奇跡の事である[1]

アルクマールのサン・ロレンツォ教会

概要 編集

1429年5月1日、司祭のフォルケルトは、アルクマールのサン・ロレンツォ教会で、教区司祭のヴォルパート・シュルトとともに自身の初ミサを捧げていた。聖変化の後、フォルケルトは誤って聖杯葡萄酒カズラにこぼしてしまった。葡萄酒はに変化した。ミサの後、フォルケルトは血に染まったカズラの端を切って燃やした。カットした部分の修繕を終えた時、再び血に染まった。汚れを落とそうとする試みは無駄であった。2人の司祭は、この現象をすぐにユトレヒトの司教に報告した。1433年、ユトレヒト司教は、適切な正規の調査の後に、現象の奇跡を確認し聖遺物への礼拝を公式に承認した[1]

遺物 編集

血に染まったカズラの聖遺物は、サン・ロレンツォ教会の天使像が掲げている聖遺物箱に安置されている[2]

脚注 編集

  1. ^ a b Alkmaar, 1429”. Miracoli Eucaristici. 2022年6月23日閲覧。
  2. ^ Sergio Meloni, I Miracoli Eucaristici e le radici cristiane dell'Europa, Edizioni Studio Domenicano, 2007, pp. 271-273.

参考文献 編集

  • Sergio Meloni, I Miracoli Eucaristici e le radici cristiane dell'Europa, Edizioni Studio Domenicano, 2007

外部リンク 編集