アンカラの戦い(アンカラのたたかい、英語:Battle of Ankara)は、1402年7月20日アンカラ近郊において、バヤズィト1世率いるオスマン朝軍とティムール率いるティムール朝軍の間で行われた戦闘。象を使った巧みな戦いによりティムール朝が勝利し、バヤズィト1世は捕らえられた。

アンカラの戦い
Ankara Savaşı plan.svg
黄がオスマン帝国軍、赤がティムール軍
戦争ティムールの征服戦争
年月日1402年7月20日
場所アンカラ近郊
結果ティムール朝の勝利
交戦勢力
Timurid.svgティムール朝

Flag of Ak Koyunlu.svg白羊朝

Flag of the Ottoman Empire (1844–1922).svg オスマン帝国

Supposed Flag of the House of Crnojevic.svgセルビア王国

指導者・指揮官
Timurid.svg ティムール

Flag of Ak Koyunlu.svgシャー・ルフ

オスマン帝国 バヤズィト1世(捕虜)
戦力
約20万 約12万
損害
不明 死者15,000以上

結果編集

 
19世紀のヨーロッパの画家によって描かれたバヤズィトとティムール

バヤズィトは戦闘中に落馬、翌年に捕虜のまま病死し、息子らの間で帝位を巡り争われるなど、オスマン帝国は皇帝空位の状態となった。

一方ティムール朝はその後1世紀ほど存続したが、ウズベク族シャイバーニー朝によって1500年サマルカンド政権が征服され、1507年にヘラート政権が降伏し、滅亡した。

参考文献編集

  • 永田雄三編 『世界各国史9 西アジア史IIイラン・トルコ』山川出版社、2002年。ISBN 4-634-41390-6 

関連項目編集

外部リンク編集