アンカラの戦い
アンカラの戦い(アンカラのたたかい、英語:Battle of Ankara)は、1402年7月20日にアンカラ近郊において、バヤズィト1世率いるオスマン朝軍とティムール率いるティムール朝軍の間で行われた戦闘。象を使った巧みな戦いによりティムール朝が勝利し、バヤズィト1世は捕らえられた。
アンカラの戦い | |
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![]() 黄がオスマン帝国軍、赤がティムール軍 | |
戦争:ティムールの征服戦争 | |
年月日:1402年7月20日 | |
場所:アンカラ近郊 | |
結果:ティムール朝の勝利 | |
交戦勢力 | |
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指導者・指揮官 | |
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戦力 | |
約20万 | 約12万 |
損害 | |
不明 | 死者15,000以上 |
結果編集
バヤズィトは戦闘中に落馬、翌年に捕虜のまま病死し、息子らの間で帝位を巡り争われるなど、オスマン帝国は皇帝空位の状態となった。
一方ティムール朝はその後1世紀ほど存続したが、ウズベク族のシャイバーニー朝によって1500年にサマルカンド政権が征服され、1507年にヘラート政権が降伏し、滅亡した。
参考文献編集
- 永田雄三編 『世界各国史9 西アジア史IIイラン・トルコ』山川出版社、2002年。ISBN 4-634-41390-6。