アーサー・E・バートレット

アメリカの実業家。センチュリー21創業者

アーサー・E・"アート"・バートレット(Arthur E. "Art" Bartlett、1933年11月26日 - 2009年12月31日)は、アメリカ合衆国起業家であり、世界規模の不動産フランチャイズとなったセンチュリー21の創設者である。

1971年にビジネスパートナーと共に1つのオフィスで会社を設立し、1979年にトランス・ワールド・コーポレーション英語版に8900万ドルで事業を売却した。バートレットの死去の時点で世界中に7700のオフィスを持つまでに拡大した。

生涯 編集

バートレットはニューヨーク州グレンズフォールズで1933年に生まれ、1940年代に家族でカリフォルニア州ロングビーチに引っ越した。ロングビーチ・シティ・カレッジ英語版に入学したが、中退した[1]。様々な職を経験した後、1960年代初頭にサンフェルナンド・バレーの住宅用不動産会社に入社した[2]。その後、自分で不動産会社を経営するようになった。後にビジネスパートナーとなるマーシャル・フィッシャーとは、ダイナーで偶然出会った[1]

1971年にフィッシャーと共に、カリフォルニア州サンタアナでセンチュリー21を設立した。当初は1つのオフィスだけだった。この会社は、独立した不動産会社とフランチャイズ契約し、全国チェーンや地域チェーンとの競争力を高めるための広告、トレーニング、ブランドを組み合わせて提供した。1977年までに、センチュリー21は6,000人のブローカーを抱え、手数料やその他のライセンス料の2,300万ドルに達した[2]。1979年には、トランス・ワールド・コーポレーションが現金と転換優先株で1株あたり28.50ドルで買収した。売却時の会社の評価額は8900万ドルに達した[3]。2009年のバートレットの死去の時点で、同社は世界中に12万人のエージェントと7700のオフィスを持つまでに成長した[2]

私生活と死去 編集

最初の結婚相手はコレット・キューピス(Collette Cupiss)だった[2]。2002年にコレットが亡くなった後にナンシー・サンダース(Nancy Sanders)と結婚した[2]

2009年、アルツハイマー病の合併症により、カリフォルニア州コロナド英語版の自宅で76歳で死去した[2]

脚注 編集

  1. ^ a b Lazo, Alejandro. "Arthur E. Bartlett dies at 76; co-founder of Century 21", Los Angeles Times, January 6, 2010. Accessed January 7, 2010.
  2. ^ a b c d e f Hevesi, Dennis. "Art Bartlett, Founder of Century 21 Real Estate, Dies at 76", The New York Times, January 6, 2010. Accessed January 7, 2010.
  3. ^ Staff. "Trans World Corp. To Buy Century 21", The New York Times, July 26, 1979. Accessed January 7, 2010.