イソベル・リリアン・グローグ
イソベル・リリアン・グローグ(Isobel Lilian Gloag、1865年 - 1917年)は、油彩と水彩の肖像画や、ポスターとステンドグラスのデザインで知られるイギリスの画家[2][3]。
イソベル・リリアン・グローグ Isobel Lilian Gloag | |
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グローグ作『魔法のマント』(1898年) | |
生誕 |
1865年8月1日[1] ロンドン |
死没 |
1917年1月5日(51歳没) ロンドン |
国籍 | イギリス |
著名な実績 | 絵画 |
略歴
編集ロンドンで生まれた。両親はスコットランドのパースシャー出身であった。ロンドンの私立の美術学校、St John's Wood Art Schoolで学んだ後、スレード美術学校で学んだ。病気がちで美術学校を離れ、個人指導を受けた。パリでラファエル・コランにも学び、帰国後、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの展覧会に出展が認められ、その後生涯で19点の作品をアカデミーの展覧会に出展した。
彼女の初期の作品はラファエル前派に影響されていたが、後の作品はより現代的となり[3]、ヴィクトリア朝以降の耽美主義の例として扱われる[4]。彼女は生涯を通じて健康問題に苦しみ、1917年1月5日にロンドンで51歳で死去した[1]。
作品
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『鬼女のキス』(1890年頃)
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ステンドグラス
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静物画
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『寝台の四隅』 (1901年頃)
参考文献
編集- ^ a b “Gloag, Isobel Lilian” (英語). Benezit Dictionary of Artists. doi:10.1093/benz/9780199773787.article.B00075639. 2018年5月22日閲覧。
- ^ Clement, Clara Erskine (1904). Women in the Fine Arts: From the Seventh Century B.C. to the Twentieth Century A.D.. Houghton, Mifflin. p. 145
- ^ a b Gray, Sara (2009). “Gloag, Isabel Lilian”. The Dictionary of British Women Artists. Casemate Publishers. pp. 118–119. ISBN 978-0-7188-3084-7
- ^ Nunn, Pamela Gerrish (2011). “Alienation, Adoption or Adaptation? Aestheticist Paintings by Women”. Cahiers victoriens et édouardiens (74): 141–154. doi:10.4000/cve.1364.