イプスウィッチ (クイーンズランド州)

ブリズベン郊外の都市

イプスウィッチ(Ipswich)は、オーストラリアのクイーンズランド州南東部、ブリマー川沿いに位置する地域自治体LGA)である。

イプスウィッチの景観

地理 編集

 
ブリマー川
 
街並み

位置 編集

州都ブリスベンの南西40kmに位置する。 面積は1,207 km²。統計上はブリズベン都市圏に含まれるが、独自の歴史を持った都市である。

地形 編集

河川 編集

主な川

人口 編集

人口は約20万人。ブリスベン都市圏の拡大に伴い人口は増加傾向にある。

歴史 編集

 
1872年の町の様子
  • 1826年モートン湾流刑地の司令官パトリック・ローガン はブリスベン川を上り、石灰岩などの鉱物をこの地域に発見した。直ちに入植が計画され、翌年、最初の流刑者と教区民生委員が到着し採掘が開始された。町は "Limestone" (石灰岩)と呼ばれ、当時の中心道路は Limestone Street という名前だった。
  • 1843年、クイーンズランドの植民地「イプスウィッチ」と制定される。 改名は、兵士のヘンリー・ウェイドが発議し、NSW総督ジョージ・ギプス が承認した[1]。名称はイングランドイプスウィッチから来ている。
  • 1848年、石炭の採掘開始。
  • 1858年、自治体であることを宣言。クイーンズランド植民地発足時には州都の候補地の一つだった。
  • 1865年、クイーンズランドで最初の鉄道が開業した。
  • 1893年洪水の被害を受けた[2]
  • 1974年ブリスベン洪水 で8,500戸が浸水した。

対外関係 編集

 
ネリマガーデンズ

姉妹都市・提携都市 編集

姉妹都市

経済 編集

石炭の採掘は現在でも行われており、イプスウィッチの主力産業である。近年は製造業の集積が進んでおり、雇用の機会が増えている。

開発 編集

ブリズベン都市圏の拡大により、イプスウィッチ周辺では住宅開発が盛んに行われており、人口は急速に増加している。特にリプリー 地区の開発は州内最大規模である。

交通 編集

 
ブリズベン通り

鉄道 編集

鉄道はイプスウィッチ・ローズウッド線でブリズベンと結ばれている。イプスウィッチ駅は州内で最初の鉄道駅である。

教育 編集

大学 編集

観光 編集

観光スポット 編集

脚注 編集

外部リンク 編集