インターナショナル・ウィメンズ・コーヒー・アライアンス

インターナショナル・ウィメンズ・コーヒー・アライアンス(国際女性コーヒー連盟、International Women’s Coffee Alliance、略称 IWCA)は、ニューヨークに本部を置くNPO法人[1]。伝統的なコーヒー農園での男女格差や、厳しい労働環境の改善を目指す生産国の女性たちを支援するため[2]、2003年にコスタリカで設立された[1]。コーヒー生産国を中心に世界24カ国が加盟し[2]、「Woman Share/Help Woman ~女性が女性を支援する~」をキーワードに[2]、女性たちのコーヒー生産技術向上、意識改革、リーダー人材育成、生活向上を目指して活動している[2]

インターナショナル・ウィメンズ・コーヒー・アライアンス(IWCA)
団体種類 NPO法人
設立 2003年
所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク
活動地域 世界の旗 世界
活動内容 コーヒー産業に携わる女性の支援
ウェブサイト https://www.womenincoffee.org
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日本支部 編集

インターナショナル・ウィメンズ・コーヒー・アライアンス日本支部(IWCA JAPAN)
団体種類 一般社団法人
設立 2015年3月23日
所在地 東京都港区赤坂8丁目5番26号住友不動産青山ビル西館[3]
主要人物 糸井優子(代表理事)
活動地域   日本
会員数 約50人
ウェブサイト https://www.iwcajapan.org
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一般社団法人インターナショナル・ウィメンズ・コーヒー・アライアンス日本支部(WCA JAPAN)は2015年に設立された[4]。コーヒー消費国では米国に次いで2番目に設立された支部である[1]。2023年3月時点で全国の女性約50人が会員となっている[4]京都府内でスペシャルティコーヒー専門店を経営する「タイムズクラブ」代表の糸井優子が日本支部の創設に尽力し[4]、代表理事をつとめる[2]

主な活動 編集

2021年、ブラジル生まれのコーヒー絵本の日本語版出版に向けたクラウドファンディングを実施した[1][2]

2022年末、女性の焙煎士育成に向けて会合を初開催した[4]

日本の主な賛同団体 編集

  • 日本ヒルスコーヒー株式会社 - IWCAが支援するコーヒーをブレンドした製品を2019年9月から発売した[5]。日本のコーヒー業界では初めて、IWCAのロゴをパッケージに表示した製品となった[5]
  • UCC - IWCA認証を扱ったコーヒー製品を販売し、2020年にはIWCAに所属するホンジュラスの女性生産者が栽培したコーヒーを製品化した[1]
  • 川西倉庫 - 主要取扱貨物であるコーヒー産業を支援するため、2021年11月にIWCA日本支部に加入した[6]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e WCAと共に考える 女性コーヒー生産者が作り出す コーヒーの未来”. UCC (2022年5月31日). 2023年3月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e f ブラジル生まれのコーヒー絵本『Koffy Kid』邦訳出版〜女性支援 IWCA〜”. CAMPFIRE. 2023年3月8日閲覧。
  3. ^ a b 法人番号情報”. IRBANK (2023年2月24日). 2023年3月8日閲覧。
  4. ^ a b c d “コーヒーの夢後押し IWCA日本支部 創設に尽力”. 神奈川新聞. (2023年3月8日) 
  5. ^ a b コーヒーを通じて女性の雇用や社会活動をサポート!“IWCA”が支援するコーヒーをブレンドした国内コーヒー業界初の製品”. PR TIMES (2019年9月1日). 2023年3月8日閲覧。
  6. ^ 川西倉庫、コーヒー産業の女性を応援します。IWCA日本支部に加入”. 日本海事新聞 (2021年11月12日). 2023年3月8日閲覧。