インヴィクタ序曲Invicta, Overture for Band)は、ジェイムズ・スウェアリンジェンが作曲した吹奏楽曲

概要 編集

ボーリング・グリーン州立大学のバンドディレクター、マーク・ケリーに献呈された。演奏時間は5分30秒(フルスコアの記載による)。1981年アメリカC.L.バーンハウス英語版から出版された。

編成 編集

編成表
木管 金管
Fl. 2, Picc. Crnt. 3 Cb. -
Ob. 2 Hr. 4 Timp.
Fg. 1 Tbn. 3 S.D., B.D., Cym. (crash/susp.), Tamb., Bells, Chimes
Cl. 3, Alto, Bass Bar.
Sax. Alt. 2 Ten. 1 Bar. 1Tub.

楽曲構成 編集

A-B-Aの三部形式打楽器のリズムに合わせ、テンポが良い。前半は、スネアのリズムに乗ってテンポが速く、中間はテンポは遅く、ゆっくりとした流れで演奏される。後半は前半と同じような形になっており、スウェアリンジェンらしい形となっている。

類似曲 編集

時代劇『大江戸捜査網』のテーマ曲(1970年)との類似が指摘されている。同曲の作曲者の玉木宏樹は、2010年に「これは完全にパクられましたね。短三度上の転調、そして変拍子、私は作曲家ですからパクリかどうかはすぐに判断出来ます。唯一の救いは、向こうはカッコ良くないと言うことですね。」とコメントし、1979年の『大江戸捜査網』映画化時にCBSソニーから発売されたサウンドトラックのLPレコードがアメリカに流れたのではないかと推測している[1]

脚注 編集