エチレンジオキシメタンフェタミン

エチレンジオキシメタンフェタミン (3,4-Ethylenedioxy-N-methylamphetamine、EDMA) はアンフェタミン系のエンタクトゲンである[1][2]メチレンジオキシメタンフェタミン (MDMA) のアナログで、メチレンジオキシ環エチレンジオキシ環に置き換わっている[1][2]アレクサンダー・シュルギンによって初めて合成された[1]。彼の著書 PiHKAL では、投与量は150-250 mg、持続時間は3-5時間とされている[1]。シュルギンによると、EDMAは、痺れ眼球震盪入眠時心像等の影響があり、その他の効果はほぼない[1]。EDMAはMDMAと比べて作用が弱く、ドーパミン放出にはほとんど影響を与えない非神経毒性セロトニン放出薬として作用することが示されている[2]。これはシュルギンの150-250 mgの投与量の報告に基づいており、より大量の投与ではより作用が強い可能性がある。

エチレンジオキシメタンフェタミン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
法的規制
  • Uncontrolled
投与経路 経口
識別
ATCコード none
PubChem CID: 24257269
ChemSpider 23553090 チェック
化学的データ
化学式C12H17NO2
分子量207.269
テンプレートを表示

出典 編集

  1. ^ a b c d e Ann Shulgin; Alexander Shulgin (1991). Pihkal: A Chemical Love Story. Transform Press. ISBN 0-9630096-0-5. http://isomerdesign.com/PiHKAL/read.php?domain=pk&id=110 
  2. ^ a b c McKenna DJ, Guan XM, Shulgin AT (March 1991). “3,4-Methylenedioxyamphetamine (MDA) analogues exhibit differential effects on synaptosomal release of 3H-dopamine and 3H-5-hydroxytryptamine”. Pharmacology, Biochemistry, and Behavior 38 (3): 505-12. doi:10.1016/0091-3057(91)90005-M. PMID 1829838. http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/0091-3057(91)90005-M. 

関連項目 編集

外部リンク 編集