エル・ムラディア宮殿 (エル・ムラディアきゅうでん、アラビア語: قصر المرادية、フランス語: palais d'El Mouradia ) はアルジェリアの首都アルジェにあるアルジェリア民主人民共和国大統領の官邸。

エル・ムラディア宮殿
外観
情報
用途 アルジェリア大統領の官邸
管理運営 アルジェリア政府機関
構造形式 ムーア復興建築
着工 1965年
開館開所 1978年
所在地 アルジェリアの旗 アルジェリアアルジェ
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歴史

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独立したアルジェリアの初代大統領アハメド・ベン・ベラは、かつてフランス総督が使用していた夏の宮殿に執務室を構えたヴィラ・ジョリ に住んでいた (1965年のウアリ・ブメディエンのクーデター の際に彼が逮捕されたのもこの場所であった) 。

大統領に就任した彼は、フランス人が建てた政府宮殿や、オスマン帝国とフランス帝国の両時代を彷彿とさせる夏の宮殿に居を構えることを望まなかった。その代わりに、殉教者ディドゥーシュ・ムラドにちなんで名付けられたエル・ムラディア地区の少し高い場所に大統領官邸を置くことを選んだ。彼はそこにムーア復興様式の宮殿を建てさせた。この場所は彼の秘密主義にも適していた[1][2]

建物 

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この宮殿はアルジェリア人民民主共和国の大統領の官邸として使用されている。アルジェの中心部から南に約 4 km の高台に位置している。

宮殿内には大統領執務室、会議室、会談室、セレモニー室などが設置されている。

警備

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2012年にアルジェリア大統領と会談する準備をする米国国務長官ヒラリー・クリントン。

宮殿の警備は、大統領警護局と共和国防衛隊によって行われている。

脚注

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出典

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  1. ^ “III. - Une villa sur la colline” (フランス語). Le Monde.fr. (1972年7月4日). https://www.lemonde.fr/archives/article/1972/07/04/iii-une-villa-sur-la-colline_2376341_1819218.html 2024年6月23日閲覧。 
  2. ^ Vermeren, Pierre (2015-11-04) (フランス語). Le Choc des décolonisations: De la guerre d’Algérie aux printemps arabes. Odile Jacob. ISBN 978-2-7381-6477-3. https://books.google.co.jp/books?id=0dzcCgAAQBAJ&pg=PR9-IA6&redir_esc=y 

関連項目

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