オーギュスト・カイン(Auguste Nicolas Cain、1822年11月16日 - 1894年8月6日[1]) はフランスの彫刻家である。野生の動物や家畜の彫刻で知られる。

オーギュスト・カイン
Auguste Cain
レオン・ボナによる肖像画
生誕 1822年11月16日
フランス、パリ
死没 1894年8月6日
フランス、パリ
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略歴

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パリの肉屋の息子に生まれた。アレクサンドル・ギオネ(Alexandre Guionnet:b.1791)やフランソワ・リュード(1784-1855)といった彫刻家の弟子をした後、パリで彫刻の鋳造工房を開いて家畜などの動物の像を制作していた、ピエール=ジュール・メーヌ(Pierre-Jules Mêne: 1810–1879)の工房で作品を鋳造するようになり、動物の彫刻を専門とするようになった。メーヌの娘と1852年に結婚した。

1846年からパリのサロンに出展するようになり、1888年までの40年間に38点の作品を出展した。動物の彫刻家として認められた1860年代から公園などに設置されるモニュメントの制作を依頼されるようになり、代表的な作品にはパリ、テュイルリー庭園のライオンの像やリュクサンブール公園のライオンの像がある。野生の動物の姿の研究を、一世代上の動物彫刻家、アントワーヌ=ルイ・バリー(1795-1875)と同じようにパリ植物園に付属してつくられた動物園で行ったとされる。

1882年にレジオンドヌール勲章(オフィシエ)を受勲した。

息子のジョルジュ・カイン(Georges-Jules-Auguste Cain: 1856-1919)は画家になり、アンリ・カイン(Henri Cain: 1857-1937)はオペラの脚本家になった。

作品

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脚注

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参考文献

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  • Jane Tuner, The Grove Dictionnary of Art, Oxford University Press, 2002
  • Les Animaliers, Jane Horsell, 1971.
  • The Animaliers, James Mackay, 1973.
  • Animals in Bronze, Christopher Payne, 1986.
  • Bronzes of the 19th Century, Pierre Kjellberg, 1994.
  • A Concise History of Bronzes, George Savage, 1968.
  • Dictionnaire des Peintres et Sculpteurs, E. Benezit, 1966.)
  • Dictionnaire de Sculpteurs de l'ecole Francaise, Stanaslas Lami, 1914.