カクテルソース
カクテルソース(Cocktail sauce)は、主にシーフードと合わせて冷製または室温で食べられるソースである。イギリス人シェフであるファニー・クレイドックにより創案されたと言われている。
起源
編集カクテルソースが最初に使われたシュリンプカクテルは、元々カクテルグラスの縁にエビをひっかけて提供される料理である。この料理が名前の由来となった。
種類
編集アメリカ合衆国
編集アメリカ合衆国では、ケチャップを加熱したホースラディッシュと混ぜたものが基本である。レモン汁、ウスターソース、タバスコのいずれかまたは全部が加えられることも多い[1]。ケチャップの代わりにチリソースを使う場合もある。
ヨーロッパ
編集イギリス、アイルランド、アイスランド、フランス、ベルギー、オランダでは、マヨネーズとトマトソースを混ぜてエビと同じような色にするもので、サウザンアイランドドレッシングと似たものになる。ベルギーでは、少量のウイスキーを加えることも多い。殻を半分残して蒸したエビやシーフードとともに提供されることが多い。
オーストラリア
編集オーストラリアでは、フィッシュアンドチップスに添えられることが多い。
オイスターバー
編集アメリカ合衆国のオイスターバーでは、生のカキに添えられ、客は自分で混ぜて食べる。材料としては、多い順にケチャップ、ホースラディッシュ、ホットソース(タバスコ、ルイジアナホットソース、クリスタルホットソース)、ウスターソース、レモン汁を用いる。カキの皿の中央にスフレカップを乗せ、カクテルフォークとレモンスライスが添えられる。