郝 為真(かく いしん)は清末民初太極拳の指導者。武式太極拳の第三代伝人。武式太極拳中興の祖。本名は郝和為真。永年省立十三中学武術教授。子に、郝月如がいた。

郝為真
プロフィール
出生: 1849年道光29年) 
死去: 1920年民国9年)
中華民国の旗 中華民国
出身地: 直隷省広平府永年県広府鎮大神廟街
職業: 武術家
各種表記
繁体字 郝為真
簡体字 郝为真
拼音 Hǎo Wéizhēn
ラテン字 Hao Wei-chen
和名表記: かく いしん
発音転記: ハオ ウェイヂェン
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幼少より武術を好み、始めは洪拳を学ぶ。李経綸(りえきよ)より、武式太極拳を学び研鑽し、その技と理論を伝授される。郝為真は、その後も日々練習を重ね、独自の工夫を加えた。そのため開合太極拳とも呼ばれる。 郝月如のほか、主要な弟子には孫禄堂、李保玉、李聖端、李福蔭、韓欽賢、張振宗などがいた。

武禹襄と李経綸(りえきよ)はともに永年の旧家で、儒生自居の生活をし、その技と理論を公開することはなかった。 1912年民国元年)に、郝為真は親友の楊健侯を訪ねて北京に出向いた時、形意拳と八卦掌の孫禄堂と出会い弟子に加える。

李経綸より太極拳譜の「老三本」の一本を授かる。『廉讓堂太極拳譜』(1882年)