カタハランブー

天ぷらの生地のみを油で揚げた沖縄県の食品

カタハランブーは、天ぷらの生地のみを油で揚げた沖縄県の食品。

カタハランブー

概要 編集

カタハランブーとは「片腹が重(んむ)い」という意味の沖縄方言で、沖縄風てんぷらの生地を鍋肌から垂らし、片側を厚く、もう片方をせんべい状に薄く揚げる[1]。白アンダギー[1][2]またはタラシアギー[1]とも呼ばれている。

甘味はなく、淡い塩味で中身のない衣だけの天ぷらである[2]

縁起物として 編集

沖縄では「男性」を象徴する食べ物とされており、結納では女性を象徴するサーターアンダギーと対になって出され[1][3]、子孫繁栄などの願いを込めて食べられている[2]

脚注 編集

  1. ^ a b c d カタハランブー”. 琉球新報 (2003年3月1日). 2016年9月22日閲覧。
  2. ^ a b c 沖縄県 天ぷら/発見!ご当地「油」紀行”. 日清オイリオ生活科学研究グループ. 2016年9月22日閲覧。
  3. ^ 沖縄の結納品って?”. FM沖縄. 2016年9月22日閲覧。