カラコル (キルギス)

キルギスの都市

カラコルキルギス語:Каракол、: Karakol)は、キルギス第4の都市。同国東部の湖、イシク・クルの最東端の標高1720mに位置している高原都市。イシク・クル州の州都でもある。2009年の人口は67,100人[1]

カラコル
Каракол
Karakol
キルギスの旗
カラコルの大聖堂
カラコルの大聖堂
カラコルの市旗 カラコルの市章
市旗 市章
位置
の位置図
位置
カラコルの位置(キルギス内)
カラコル
カラコル
カラコル (キルギス)
カラコルの位置(西南アジア内)
カラコル
カラコル
カラコル (西南アジア)
カラコルの位置(アジア内)
カラコル
カラコル
カラコル (アジア)
座標 : 北緯42度29分 東経78度24分 / 北緯42.483度 東経78.400度 / 42.483; 78.400
行政
キルギスの旗 キルギス
 行政区画 イシク・クル州
 市 カラコル
人口
人口 (2009年現在)
  市域 67,100人
その他
等時帯 キルギス時間 (UTC+6)

ハン・テングリなど天山山脈へのトレッキングルートへの拠点ともなっており、アルティンアラシャンなどの温泉やスキーリゾートもあり、3000m~6000m級の山々の風光明媚な景色が広がり、外国人観光客の人気も高い。1941年から1991年までの名称は同地域で活躍し死去したロシアの探検家・地学者・軍人のニコライ・プルジェヴァリスキーにちなんで、プルジェバリスク(Przheval'sk/Пржевальск)と言い、90年代に発行された地図ではプルジェバリスクと明記されていることが多い。

ソ連時代は中ソの国境警備の軍事都市と栄え、発展。現在でもロシア軍が常住している。しかし、現在では軍事都市としての重要性は薄れ、人口減少が続くなど衰退傾向が強い。住民は、キルギス人の他、ロシア人ウクライナ人のスラブ系が人口の約20%を占めるほか[2]、中国との国境から逃れてきたウイグル人ドンガン人が多い多民族都市である。

気候 編集

標高2000m前後のために冬は非常に寒さが厳しく、1月の平均気温は−13.2℃。夏は冷涼で最も暑い7月に平均気温は15.9℃にしかならない。

カラコルの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
日平均気温 °C°F −13.2
(8.2)
−11.5
(11.3)
−3.1
(26.4)
5.2
(41.4)
9.9
(49.8)
13.4
(56.1)
15.9
(60.6)
15.2
(59.4)
10.6
(51.1)
3.8
(38.8)
−4.2
(24.4)
−10.2
(13.6)
2.7
(36.9)
降水量 mm (inch) 8.9
(0.35)
10.3
(0.406)
19.4
(0.764)
35.3
(1.39)
50.6
(1.992)
56.1
(2.209)
59.9
(2.358)
53
(2.09)
36.8
(1.449)
24.6
(0.969)
16.5
(0.65)
11
(0.43)
382.4
(15.055)
平均降水日数 (≥0.1 mm) 7.1 7.8 9.2 9.4 12 12 10.7 8 6.4 6.6 7.2 6.6 103
湿度 69.4 69.6 59.4 46.6 47.2 45 43 41.2 42.5 49.6 58.7 59.7 53.4
出典:The Climate of Karakol”. Weatherbase. 2015年10月29日閲覧。

脚注 編集

外部リンク 編集