カラタユー
スペインの町
カラタユー(Calatayud、アラゴン語:Calatayú)は、スペイン・アラゴン州サラゴサ県に属するムニシピオ(基礎自治体)。2014年の人口は20,658人。エブロ川の支流ハロン川に沿い、北緯41度21分西経1度38分に位置する。北東に87kmの距離にサラゴサがある。
州 | アラゴン州 |
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県 | サラゴサ県 |
面積 | 154 km² |
標高 | 530m |
人口 | 20,658 人 (2014年) |
人口密度 | 134.14 人/km² |
自治体首長 (2015年) |
ホセ・マヌエル・アランダ・ラサ(PP) |
北緯41度21分00秒 西経1度38分00秒 / 北緯41.35000度 西経1.63333度座標: 北緯41度21分00秒 西経1度38分00秒 / 北緯41.35000度 西経1.63333度
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歴史
編集ローマ人により「アウグスタ・ビルビリス」という名前で建設された。現在のカラタユーの北4kmに遺跡が残っている。ローマ詩人マルティアリスはその地の生まれである。
現在の市街はイスラム教徒によってアユーブ城の周りに建てられたもので、古くからのビルビリスの住民はいなくなった。「アユーブ城の砦」がカラタユーの語源になっている。1120年、アラゴン王国のアルフォンソ1世により征服された。
カラタユーはコムニダ・デ・カラタユー郡の都である。19世紀に3年間この郡を中心にいくつかの郡を集めてカラタユー県が置かれ、カラタユーが県都となったことがある。
名所
編集- サンタ・マリア教会 - 町の中心部にあったモスクの上に建てられた。16世紀に造られたムデハル様式の後陣や塔があり、世界遺産に登録された「アラゴンのムデハル様式の建築物」の一部となっている。
- サン・ペドロ・デ・ロス・フランコス教会 - アルフォンソ1世とともにカラタユーを征服したフランス人によって建てられた。1461年、この教会でフェルナンド2世の立太子式がアラゴン議会の承認のもとに行われた。1978年、現代のアラゴン議会が初めて開かれたのもこの教会の中である。
交通
編集マドリードからカラタユーを通ってサラゴサ、タラゴナに向かう高速鉄道(AVE)の駅がある。2007年にはバルセロナまで延伸する予定である。マドリードからは1時間10分。
同様にマドリードからカラタユーを通ってサラゴサ、バルセロナに向かう高速道路A-2が通じている。
外部リンク
編集- カラタユー公式サイト(スペイン語)
- ウィキボヤージュには、カラタユーに関する旅行情報があります。